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アリバイの精度 ~天利探偵助手の事件簿~|シンプルなのに難関になった事件の真相

完璧なアリバイの裏に隠れているのは事故?殺意?

探偵・浅沼浩二は後輩の倉田から「同僚がストーカー被害を受けているかもしれない」と相談を受ける。

倉田と共にストーカー被害者・水木の住むマンションへ着いた瞬間、水木は二人の目の前でベランダから転落してしまった。

例のストーカーに落とされたのか、別の誰かにやられたのか、もしくは倉田が精密なアリバイを作って実行したのか……

被害者の水木は被害届を出さず、警察は『事故』として処理しようとする中、浅沼は一人の女性を呼ぶ。

同業者(探偵)ではなく、『探偵助手』を売りにしている天利美利を。

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■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※

ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/2266

■製作者さまのホームページ■

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「アリバイの精度 ~天利探偵助手の事件簿~」の基本情報

■ジャンル■
アリバイがシンプルな事件を難解にする謎解きノベルゲーム

  • プレイ時間/約30~40分
  • エンディング/1

 

■キーワード■
事件・ストーカー・探偵・探偵助手・推理・ラストに分かる『騙し』

■オススメポイント■

  • 関係者が少人数かつ、シンプルな事件にも関わらず、アリバイなどの要因が複数混ざり、難解と化す事件
  • 我を出さず、あくまで依頼主の希望へ導く、探偵助手・天利の徹底した描写
  • 解決時に判明する某人物たちの複雑な関係性

 

■ストーリー性について■

ストーカー被害に遭っているらしい女性が自宅マンションのベランダから転落する事件に遭遇した探偵が、探偵助手の女性と事件を追う話。
推理パートよりもノベルパートの方がやや多め。
オチを知った瞬間の驚きはもちろんだが、探偵をサポートすることを売りにしている天利の描写がとても絶妙になっているのが魅力的。

■プレイのしやすさ■

好きなところでセーブ・ロード可能。
エンディング分岐はなく、即死選択肢もなし。
ラストの推理パートは複数選択肢から正解を選ぶため、ストーリーをしっかり読んでいるかが肝となる。

 

「アリバイの精度 ~天利探偵助手の事件簿~」ここが面白い!

物語は、探偵・浅沼が後輩の倉田から「同僚(水木)がストーカー被害を受けているかもしれない」と聞き、当人から事情を聞きに行こうとした矢先、水木がマンションのベランダから転落…という衝撃的なシーンからの幕開けとなります。

 

突然の事件(事故?)に加え、倉田が容疑者になってしまったことで、冷静な判断ができなくなってしまった浅沼は、探偵の『助手』を売りにしている女性・天利にサポートを依頼。

天利の問いかけや言葉で気を取り戻した浅沼は、彼女の的確な助けを貰いながら『事件の真相』をつきとめていきます。

水木の転落は、偶然が重なった事故なのか?悪意のある、事件なのか?
倉田は本当に無罪なのか?

 

探偵の『サポート』に特化した天利の存在感

探偵ではなく、探偵助手の天利。
彼女の助手としてのポジションが徹底しているのも大きな魅力となっています。

例えば、序盤で浅沼は事件に巻き込まれた直後、天利を呼ぶものの、『なぜ、自分は事件を追い求めたいのか?(倉田から依頼料を貰うつもりは無いが、天利には依頼料を払うので結果的にマイナスになり、首をつっこむ意味は薄い)』についてが明確になっていませんでした。
しかし、天利の問いかけで自身の目的を見出し、強固な意志を持って事件に挑めるようになるシーンが描かれています。

他にも、ちょっと冗談を言って浅沼の緊張をほぐしたり、彼の求める物がブレないよう助言したりと、我を出さずに助手を務める姿が多々拝めます。

 

サクサク調査から、ガッツリ推理まで全部できます!

中盤~終盤は、調査がメインとなります。

関係者への聞きこみ調査や、被害者自宅の探索は分かりやすく、シンプルなものの、ラストでは集大成的な推理パートもしっかり用意。
(全5つの選択肢からそれぞれ、正解を選ぶタイプ)

複数の選択肢から全て正解を選ぶという、ちょっと難しめな推理パートですが、天利の助言や反応を見ると、どれが正解か導き出せるので彼女に助けて貰いながら転落事件の真相を暴いてみましょう。
(浅沼だけじゃなく、プレイヤーも天利の助手的な存在になってくれるという熱い展開です)



プレイした感想

探偵助手がメインとなって事件を依頼主(浅沼)の望む方向へ導くというコンセプトがとても新鮮なゲームでした。

天利が徹底して己の我を出さず、浅沼の背後に立ちながらサポートに回るのが本当に絶妙で、彼女の仕事へのプライドを強く感じられました。
(途中から浅沼より天利が目立って事件解決!にしない作者さまの姿勢がとても好みです)

浅沼は人づきあいやしがらみが嫌で探偵になったとありましたが、情はしっかりあるし、天利とのやり取りが可愛かったりで、クリア後は思っていたより人間っぽかった印象でした。

天利は誰か特定の人間とつかずに探偵助手を務めているようなので、彼女が他の探偵の助手をしていくシリーズ見てみたいと感じつつ、また浅沼と天利のコンビも拝見したいところです。
もしくは、天利が他の探偵と事件を追う中、サブキャラとして浅沼が登場するとか。

作中は、調査パートがサクサクいく分、ラストの推理パートはしっかり『自分の考え』がないと解けない仕様もお気に入りです。
一見、複数選択肢を当てるの難しそうですがそこでも天利がさりげないサポートしてくれるのがツボ。
プレイヤーの助手までしてくれる天利さん、まじ探偵助手!!!

事件については、天利が告げた通り、シンプルでしたが、最初に抱いた予想や、冒頭の(某人物による)独白、被害者の水木の描写が控えめな部分が難関になってしまったのがとても面白かったです。
先入観ってやばい。
あと、倉田と水木の、他人が聞いたら驚くかもしれないけれど、当人たちは納得してる関係性も興味深かったです。
水木は一見、さっぱりしてるように見えて、色々抱える女性でしたが、職場の雰囲気がああしてしまったんだろうなと思うと、色々考えさせられました。

 

 

※以下、ネタバレありの感想があるのでご注意※

ネタバレありの雑談

 

 

アリバイのバランス(タイミング)もですが、倉田&水木の複雑な感情が事件をより難関にしたように感じました。

水木にとって人生のパートナーは倉田ではなく、彼氏。
しかし、彼氏には自傷行為の件を言えない・言いたくない。
知って欲しいのは倉田。

そして、倉田も水木に彼氏がいると分かっていても、尚、「彼女の理解者かつ味方でありたい」と一環として主張するという複雑さが物凄く絶妙でした。

これが、男女の関係を超えた類なんだろうな…
男女の非恋愛なあれこれって現実に実行するのも難しいですし、ストーリーとして描くのも難しいと思っているので、ゲーム内でガッツリ体感できたのも、個人的に物凄くツボでした。

最終的に倉田&水木の関係性がどう動くのかは浅沼たちの知るところではないので、様々な妄想ができて楽しかったりします。
心に秘めた物を吐き出さずに終わるのか、新しい事件に発展するのか的な意味で。
(水木の本音が一切描かれなかった点、倉田の水木への感情が狂気一歩手前に見える部分がいつか何らかの着火剤になりそう)

 

 

プレイはこちらから

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※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※

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