エンディングによって犠牲になる『あの子』が変わる三角関係ADV


「先輩、助けてください!」
恋人と喧嘩し、憂鬱な日に突然降って来た急な後輩からのメール。
事件に巻き込まれ、監禁されてしまった後輩を助けていくうちに、段々といい雰囲気になっていく。
「先輩はマユコの王子様です」
これは浮気じゃない、人助けのための手段だ。
けれど、気の強い彼女よりも、後輩に惹かれつつある自分に……気づいてはいた。
「あの子のために死んでくれ」はSNSチャット風アプリで後輩を助け出すゲームです。
ある事情により、警察に頼れない後輩のためにアドバイスを送る主人公。
主人公を王子様だと慕う後輩。
少し(?)気荒で連絡がとれなくなってしまった恋人。
エンディングによって、三角関係の決着、キャラクターへの印象が大きく変わるのが特徴。
修羅場系がお好きな方には、たまらない内容です。
Contents
「あの子のために死んでくれ」の基本情報
■ジャンル■
チャット風アプリ×三角関係ゲーム
■キーワード■
恋人・後輩・幼馴染・三角関係・修羅場・ヤンデレ
■オススメポイント■
- 謎の人物に監禁された後輩を電話経由で助けるハラハラ系アドベンチャー
- 二人の女性から想いを寄せられている主人公の優柔不断さや時に見せる残酷さ
- セリフの一つ一つに闇や自己中心さを感じざるを得ないヒロイン二人
- 好感度パラメーターがないため、いい意味でエンディングの予想がつかない
(相手のセリフでしか予測できない)
■ストーリー性について■
ストーカー(?)に監禁されてしまった後輩からの助けてコールを受けた主人公(彼女持ち)を操作し、後輩を救い出すのがメイン。
タイミング悪く、恋人と喧嘩していた主人公は後輩からのストレートな好意に戸惑う様子を見せつつ、心が揺れ動く描写があり。
選択肢によって状況が変化し、エンディングが分岐する。
■プレイのしやすさ■
後輩からのメッセージ返信は、状況によって異なる仕様。
(最短5秒、長い時は10分以上)
課金・広告を見て即返信仕様に切り替えられるが、スキップ機能は搭載されていないのがネック。
■課金要素■
ゲームをスムーズに進められる課金アイテムあり。
ストーリー自体は無課金で全開放されている。
・メッセージが即返ってくるアイテム(360円)
・エンディングまでのルートが分かるアイテム(120円~)
「あの子のために死んでくれ」ここが面白い!
天然な後輩をアドバイスする変わった脱出ゲーム要素
本ゲームでは、自分が脱出するのではなく、携帯電話経由で、監禁された後輩・マユコを脱出させるのが目的な内容となっています。
犯人が、いつマユコの元に帰ってくるのかハラハラしながらのゲーム進行は手汗がつい出てしまうほど。

後輩から送られてくる写真を見て相談に乗ったり、次にすべき行動を指示していくので普通の脱出ゲームとは、ちょっと違った感覚でプレイできるのが面白いポイントです。

マユコに脱出に繋がるアイテムを入手させるため、主人公は多々、選択を迫られます。
他愛ない発言が大きなトリガーになることも!?
(↓の本、手を伸ばせば届くのでは…はあえてつっこまないでおきましょう)

物語の最初こそは、マユコに頼られてデレデレする主人公というラブコメ要素がありますが、進めていくとそのラブコメ要素が恋しくなる展開になるところもこのゲームならでは。
因みに、後輩のマユコは天然気質なので、変な回答(アドバイス)をするとバッドエンディングになってしまうこともあるのでご注意!
誰が誰のために死ぬ!? 選択肢によって変わる結末
マユコに王子様やら、恩人やらと言われまんざらでもない主人公ですが、実は彼女持ち。
恋人のミカとは、ちょっとした口論を機に連絡が返ってこない状態になっています。

主張の強いミカに少しだけウンザリしていた主人公が、素直なマユコに心が動く様子が見られる最中、後半からまさかの展開に。
なんと、犯人はマユコだけでなく、ミカも恨みの対象にしていたことが発覚します。

マユコを監禁した犯人の目的は何なのか?
なぜ、恋人のミカが巻き込まれてしまったのか?
携帯経由でマユコからの意味深な問いは何を意味しているのか?
最終的に主人公は究極の選択を迫られます。
誰のために、誰を犠牲にするか……
そして、その犠牲によってどんな結末を迎えることができるのか。
エンディングはどれも、ハッピー一辺倒でなく、色々と妄想ができる内容となっているので、ぜひ、ご自身で体験してみてください。
プレイした感想
第三者を操作しての脱出ゲーム&精神的にくるタイプの修羅場な雰囲気が楽しかったです。
どのキャラクターも性格に問題があるのは、三角関係ゲームならではな味わいですね!
(主人公が無害そうな見た目なのに優柔不断で自分本位な所がまさに王道!!)
また、メッセージ風アプリのゲームでよくある『好感度メーター(相手の好感度が数値で表示されているやつ)』がないので、自分の選択が正しかったのかハラハラしながら進めざるを得ないのも個人的に好きでした。
推理的な要素は中盤くらいで察しがつくものの、ミスリード的な物もあるので、サスペンスゲー好きな方にも楽しめるかと。
残念なのは、システム上、スキップがないため、エンディングを見ると最初からやり直さなければいけないところ。
ストーリーは勿論、キャラクターの闇深さ・身勝手さは十分に堪能できて面白かったのでこれで挫折してしまうプレイヤーさんがいらっしゃるのではないかと感じました。
あと、ミカの出番がマユコに対して格段に少ないのが残念だったかも。
次回作が出た際にはぜひ、既読スキップまたは選択肢まで飛べる機能があると嬉しいです。
(即返信がくる課金機能にセットでついてくるとか…)
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