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BRADLEY|染みついた衝動に狂わされた模範囚は変わることができるのか?

オレンジで彩られた凶悪犯の深層心理に迫る

場所はとある米国の刑務所。
精神科医であるブラッドリーは、近々、自由の身となる予定の模範囚と向き合う。

一見、理性的な彼女は、幼い子供を襲った犯罪者だ。
刑務所内で、全く問題を起こさなかった『彼女』は、ここを出ても、罪を重ねずにいられるのか?

ブラッドリーは、彼女の気迫に押されながらも、試験をはじめる。
彼女が……衝動に負けず変われ、幸せになれると信じて。

「……最後のテストをしよう。君が自由になるためのテストを」

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※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※

ノベルゲームコレクション
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■製作者さまのホームページ■

Twitterアカウント(柘榴雨さま)
https://twitter.com/rainymoth69



「BRADLEY」の基本情報

■ジャンル■
衝動に囚われた犯罪者の心を覗く奥深ノベルゲーム

  • プレイ時間/約30分
    (1周、約10分ほどだが、周回プレイを推奨)
  • エンディング/2

 

■キーワード■
刑務所・精神科医・模範囚・犯罪・オレンジ・読めば読むほど奥が深まる・変化・衝動

■オススメポイント■

  • 衝動に逆らえない人間は変わる事ができるのか?をテーマにした答えが出るようで出ないシナリオ
  • 後半のどんでん返しに驚き、すぐさま2週目がやりたくなる結末
  • 謎が所々にぼかされており、答えが明確になっていない部分があることから、考察が滾る

 

■ストーリー性について■

自由の身となる模範囚が精神科医から『最後のテスト』を受けながら、自身の衝動性やこれまでの人生を振り返る話。
人は本当に変われるのか?衝動に抗うことができるのか?が何度も問われるが、プレイヤー自身も断定できない加減が非常に魅力的。
また、後半には衝撃の結末が待っているため、再プレイ時には新たな発見・謎が複数見つけられる。

■プレイのしやすさ■

好きなタイミングでセーブ&ロードが可能。
分岐の選択肢は1つのみなため、エンディングコンプしやすい。

 

「BRADLEY」ここが面白い!

BRADLEYをプレイ開始すると、まず目に入るのは、オレンジ色の空と、ある人物の独白。
達観した大人の語りと感じながらも、どこか幼稚性が交っているのが印象的です。
(最初は「???」一色になると思いますが、これは一体誰のことなのか?オレンジ色は何を示しているのか?を、頭の隅に置きながらストーリーを進めると考察が滾ります)

英語部分はボイスがついているため、映画のオープニングを見ているような気分になりながら、物語が幕開けます。

 

冒頭のオレンジ色な夕焼けパートが終わると舞台は、とある刑務所へ。
精神科医であるブラッドリーは、職員と会話を交えながら、『自由』を控えている模範囚に向かいます。

模範囚である『彼女(■■■)』はクールで理性的なものの、幼い女の子をXXした凶悪犯

ここに来てからは問題を起こさずにいたため、近々、『自由』が与えられることになりましたが、ブラッドリーは、『彼女』に対して「助けられなかった」と後悔を呟きます。
対する『彼女』は「元々、自分はここにいるはずのなかった存在だ」と返すのみ。

プレイヤー側の疑問符がいくつか浮かぶ矢先、ブラッドリーは『彼女』にテストを行います。
最後の……『彼女』が本当に変われるかを問う試験を。

 

模範囚の独白の意味が分かった瞬間、寒気と更なる謎が襲いかかる!

ブラッドリーのテストが開始されると、視線は、模範囚である■■■へ移動。
ここからが、ある意味、本番パートとも言えます。

■■■の記憶には
不遇な境遇から救われ、君も幸せになれると他人から言われたこと。
その矢先、友人ができたこと。
……と、穏やかな物が続く途中で
なぜか、オレンジがどうしても食べられないと、悩む姿が描かれます。

更に犯罪中のシーンでは、苦しむ被害者とは裏腹に、■■■は、相手へ幸せを得られたと感謝する姿も。

「あなたが教えてくれたから…私は幸せになったの。感謝してる……大好きよ」

そう語る■■■。

被害者は、■■■に何を与えてしまったのか?
■■■は、一体、何を幸せだと感じ、犯罪に至ったのか。

 

疑問符が多々浮かぶ中、■■■の回想もとい、テストは終わりを告げます。
そして、『彼女』の口から、真相が語られ……

真相を知った時、プレイヤーは混乱の中、選択を迫られ、物語が締め括られます。
真実をより、知りたいと思ったら、すぐに再プレイをしてみましょう。

すると、更に謎が増え、次第にオレンジ色の空に生理的な恐怖を抱くかもしれません。



プレイした感想

ラストに衝撃的な事実が分かり、エンディングを迎えた際、衝撃だった部分の回収がしたくて即座に2週目にいったら、更に謎が出てきて…という、短時間ゲームと書いてあるのに短時間で納得できるゲームでは無い、という素晴らしい意味での詐欺要素が物凄くツボに刺さりました。
(謎の隠し方が多彩かつ、絶妙なので、新しい発見があると、そこから謎が…という嬉しい悲鳴が出る始末)

やればやるたび楽しくなる、スルメ系ミステリーが好みの方には絶対プレイしていただきたい内容です。
ゲーム中はスタート画面以外にキャラクターの立ち絵が一切無く、名前の付け方が極端に見えて凝りが入っているのも、ストーリーをより深くしているなと勝手に感じてみたり。

本当の真相は隠されたままになっているので、プレイヤーさんによっては色々な考察が出てくると思います。
いつか、製作者さまに設定を語って欲しいような、このまま謎のままであって欲しいような…と、決断できないところも最高です。
(次項目で、勝手な考察してます)

エンディングは、TRUEとANOTHERがありましたが、TRUEがあの内容だったということは、某人物は変われると言って変われず再犯を犯したのが正史なのかな…と。
(最後に表示されるオレンジ色のテキスト的にも、新たな標的を見つけた感があったので)

 

ネタバレありの雑談

 

 

 

ブラッドリー……お前、ロリコンだったんか……
後半でブラッドリーが模範囚だったと明かされた時、物凄くゾワゾワとした驚きが身体を走りました。
「え、じゃああの回想って…」みたいな。
そして、TRUEラストに出て来た「Hello my orange」は、幼女にアレする気満々なんですね、わかり……たくない。
ANOTHERでブラッドリーがロリコン、TRUEでおじさんって言われてたのを見ると、回想(たぶん幼少期)で女の子に○○したのが初犯で、その後も、繰り返し幼い子を襲い逮捕に至ったんでしょうか。

ブラッドリーは、過去に親から虐待をされていたような台詞があったので、もしかすると、父or母のどちらかから(最悪の場合は両方から)アレをされていた可能性も…
その時にオレンジが近くにあって、ブラッドリーの中でスイッチになってるとか?

■■■って精神科医にしては、やたらとブラッドリーに攻撃的だったので、もしかすると、ブラッドリーが回想で飴をくれた子であり、初めて暴行した子だったのかな?とも感じました。
序盤でブラッドリーがやたら■■■に謝るのもそういう意味とか?
(と言いつつ、対応が塩な精神科医オチもありそうですが)

上で悶々と語ってみましたが、本ゲームの凄い所は、これらの考察が正解とは限らない・他のプレイヤーさんによっては別解釈があるところだと個人的に思います。
(ブラッドリーが犯罪者側だったという部分は確定ですが、細かい部分は、伏せられたままになっているのが複数あるので)

ネタバレ無しの感想部分で、製作者さまに設定を語って欲しいような、このまま謎のままであって欲しいような…と書きましたが、やっぱり事実を知りたいといか、製作者さまがどう考えてこの話に数々の謎を組み入れたのかが知りたくて仕方ない……!!

 

プレイはこちらから

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