唯一、信頼している人と命を絶とうとしたらとんでもないことになったゲーム

気づいたら、知らない部屋に監禁されていた。
いま、思い出せるのは、白昼の屋上。
誰か、となりに いたような気がする… 誰だったっけ…?
暫くすると、じぶんを監禁した男が食事を与えにやってきた。
この男……なんとなく、見覚えがあったような……
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
RPGアツマール
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm11339
■製作者さまのホームページ■
勝川林邑さまの運営サイト
https://rinyuugame.wixsite.com/rpsgame-aino
Twitterアカウント
https://twitter.com/RinyuuShousen
Contents
「イミテゴメ」の基本情報
■ジャンル■
ある青年が終わりを迎えるまでの不条理ADV
- プレイ時間/20分
- エンディング/2(+クリア後に見れるオマケED1つ)
■キーワード■
非日常・絶対にマネしちゃいけない系・救い・ヤンデレ・存在価値・監禁
■オススメポイント■
- 監禁された主人公と誘拐犯の真意がゆっくりと絡みつく感覚で判明していくゾクゾク感
- 前作(おにーさんにさらわれてみた2)クリア済みだとより世界観に浸れて憂鬱になれる
- クリア後のオマケシナリオで分かる『あの人』たちのその後
■ストーリー性について■
信頼できる人と全てを終わらせようとした主人公が何故か監禁されている話。
誘拐犯はすぐに分かるが監禁された経緯は少しずつ明らかになり、理解した時には逃げられなくなっているストーリー展開が見所。
もちろん、日常的なハッピーエンドなど無い(断定)
■プレイのしやすさ■
移動・バトル・逃げ要素一切無しのワンマップアドベンチャーゲーム。
(重要な部分をクリック・タップしていくとシナリオが進む)
セーブのタイミングやエンディング分岐が易しくシナリオに集中出来るタイプ。
「イミテゴメ」ここが面白い!
信じてた人から即裏切られる不憫すぎる主人公

目を覚ますと知らぬ部屋で監禁されている主人公。
手足は椅子から離れられないよう固定され動けない状態に。
じぶんは、ある建物の屋上で、誰かといたはずだと思う最中、主人公を監禁したと思われる男が現れます。

男は無機質な顔でただただ、主人公に食事を与え、「何も思い出さなくていい」と言い最低限の世話をはじめます。

誘拐犯に見覚えがある主人公は少しずつ消えていた記憶を思い出していくと、誘拐犯が唯一、信頼していた友人だと思い出します。
同時に、その友人からも裏切られていた残酷な真実も一緒に分かってしまうことに。
主人公と誘拐犯の『本当の関係』が闇深の極み

誘拐犯との会話や周囲に置かれた証拠を見て行く内に、ここに来るまでの経緯を思い出していく主人公。
彼は、生きる気力が削がれていくだけの人生に疲れ果て、自殺を考えていました。
誰にも言えない悩みを話せた相手はSNS経由の友人で一緒に死んでくれると言ってくれ出会った。
その友人こそ、誘拐犯でした。
そして、誘拐犯はそもそも死ぬつもりなどなく、主人公をこうすることが目当てで接触したと話します。

誘拐犯は生きる意味になる人間(自分を必要としてくれる相手)が欲しかった。
死のうとしている主人公は都合のいい存在だった。
生きる気がないなら、自分の生きる意味になってくれ
冷たい笑みを浮かべる誘拐犯の目は本気でした。

最終的に誘拐犯から2つの選択を迫られる主人公。
どれを選んでも未来は『死』しかない選択肢。
元々の目的である『人生の終焉』を望むか
信頼していた男に必要とされながら生かされていくか。

プレイヤーは、主人公の終わり方を選んであげてください。
クリア後シナリオでは、懐かしのキャラが登場

クリア後にはオマケシナリオ「イレズミ青年との会話」が解放されます。
前作の「おにーさんにさらわれてみた2」をクリア済みのプレイヤーには色々と衝撃な真実が判明したり、監禁された主人公のその後も分かる内容。
後味は悪いものの、人間が生きていく意味についてが深く書かれているシナリオは必見です。
今までのシリーズとのセットプレイがオススメ!
本ゲームは、「おにーさんにさらわれてみたシリーズ」と一緒にプレイするとより楽しさが増します。
また、全ての原点となった純色と肉慾は雰囲気・プレイ後に生じる形容し難い虚無感が最高ですのでこちらもぜひプレイしてみてください。
(管理人は、純色と肉慾で勝川林邑さんのゲームのファンになりました)
▼前作・おにーさんにさらわれてみたシリーズ▼


▼おにーさんにさらわれてみたの原点・純色と肉慾▼

プレイした感想(ネタバレなし)
全てに裏切られて終わりを迎える主人公…という救いのないシナリオが非常にツボでした。誘拐犯から告げられる真実はプレイヤー側からしても衝撃的だったものの、主人公からしたら唯一信じていた最後の光すら他人のエゴで踏みにじられたという。
辛すぎるけどこのゾクゾクするのが本ゲームの醍醐味なのだと主張したいです。
ストーリーを進めていくうちに誘拐犯との関係が少しずつ明らかになりますが、「あ、これって真相が分かっても逃げるの無理なやつじゃん」と本能から理解してしまう感もホラーとは違う怖さで大変ツボです。
(探索が目線でしか出来ない時点で積みかなとは思っていましたが)
また、選択肢は対極に位置するのに結果としては同じになる皮肉さも好きでした。
片方の選択肢はDEAD待った無しですが、もう片方で主人公がどうなったのかが、とても気になりますね。
↓以下、ネタバレ(過去ゲームの話題あり)込みの感想↓
プレイした感想(ネタバレあり)
おにーさんにさらわれてみた2プレイ済みなので、誘拐犯が出て来た瞬間に「カイハク!!!!!」と大喜びしていたら、ダーク過ぎるシナリオに戦慄し、やっぱり製作者さまは凄いと感激した次第です。
オマケシナリオのキクジンとの会話を見る限り、カイハクに飼われた主人公も最終的に死んでしまったようですね。
結局、どうあがいてもやり直せない(当人がやり直す気があったかも怪しいですが)主人公……悲しすぎる。
カイハクは前作から更に病んでとうとう人を殺してる状態になってると思うと、色々拗らせたままの人生を送っているようで。
それを非難しつつも合コンセッティングしたり、話を聞くキクジンの言動は前作でキクジンが言っていた言葉とリンクしていて少しだけ暖かみも感じてみたり。
(キクジンはカイハクが彼女が出来れば~みたいなことを言っていましたが、カイハクと相性の良い女の子は存在するのだろうか…カイハク以上のヤンデレとか?)
また、キクジンが語るおにーさんの生きる意味が辛くて「ああ…」という語彙力0の言葉しかでない状態に。
おにーさんは、彼女を永遠に失った時からもう、こうなるしか出来なかったのかもしれませんね。
いつか、おにーさん・キクジン・カイハクが迎えるであろう終わりが見たいような見たくないような……
プレイはこちらから
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https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm11339
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