脱出・謎解き・探索(アプリ)

【アプリ】奇憶|ロリ系大学生が心霊スポットの調査!→ガチの霊に襲われ大変な目に…

可愛い大学生と、じわっとくる恐怖体験をしてみませんか?

オカルトノベルゲーム-奇憶-
オカルトノベルゲーム-奇憶-
開発元:DANGOYA
無料
posted withアプリーチ

大学生兼オカルトライター・一筆いずみは、所属している『週刊・オカルトリズム』の編集長・木原から心霊スポットの調査を依頼される。

都内にあるさびれた家。
そこでは、絶えず壁を叩く音が鳴り響いているらしい。

(持ち主は富豪だったと聞いたけど…何か未練があったのかな?)

調べれば調べるほど出てくる矛盾点。
恨みをまとい、彷徨う2つの霊。

これらが表す意味とは……?



「奇憶」の基本情報

■ジャンル■
じわじわ系な恐怖を体感できるホラーアドベンチャー
プレイ時間/約2~3時間

■キーワード■

ホラー・オカルト・探索・推理・事件・大学生・家族

■オススメポイント■

  • ごり押しではない恐怖を堪能できるホラー感
  • 少しずつ真実が明らかになり、続きがどんどん気になるシナリオ
  • 怪異現象の裏に隠された事件を調べる推理要素
  • 主人公・いずみの少し毒っ気のある可愛さ

 

■ストーリー性について■

オカルトライターの一筆いずみ(見た目がロリ寄りの大学生)がある心霊スポットについてを調べていく内に、背後に隠されたホラー現象と凄惨な事件に巻き込まれる話。
真相が少しずつ明らかになるタイプでじわりとした恐怖を楽しめる。
更にクリア後は2つのストーリー、条件達成で複数のサイドストーリーがあり、読み物のボリュームはかなり多め。

■プレイのしやすさ■

トライ&エラーが基本のシステム。
違和感のあるテキストor台詞を見つけると話が進行するため、何度も同じシーンをプレイする必要があり、章によってはしんどい時も。
ただし、広告視聴で即正解ルートにいける救済処置があるので、そちらを使うと苦では無くなる。早くストーリーを読みたい派は積極的な利用を推奨。

■課金要素■

課金要素は一切無し。
その代わり、ヒント・解答を見る際や設定資料の開放時には広告を見る必要あり。

「奇憶」ここが面白い!

王道な心霊スポットから始まるオカルト×サスペンス

本作は、オカルトライターの一筆いずみを操作し、心霊スポットの謎を調査していく内に、一つの事件に巻き込まれるという、オカルト・ホラー・サスペンスが一気に楽しめるシナリオ。

最初こそは、オカルト系シナリオにありがちな心霊スポット…かと思いきや、かなり訳ありな場所らしく、序盤からゾワゾワとさせてくれます。

ストーリー中では『矛盾点を見つけられるか?』で生死が変わり、常に緊張感が隣にある気分が味わえます。

異変に気付かぬまま進めてしまうと、いずみが心霊現象に巻き込まれたり、事件が未解決になってしまったりと様々なDEAD ENDが。
(ぬるっと死ぬものから、ガチで後味の悪いものま色々あり)

例えば、序盤にて心霊スポットである家の中を調べていくと、家主と思われる人物の手記を発見できるのですが、前もって聞いた富豪(家の持ち主)とは異なる点が…
そこを見つけられるかで、いずみの運命が大きく変わっていきます。

様々な矛盾点を見つけ、謎を解いていく内に、いずみは、ある事件との繋がりに気づき、関連する場所を探索していきます。

そこでも新たな心霊現象に遭遇するなどし、行き着いた先には予想もせぬ真実が…!!!

また、ホラー要素については雰囲気重視で、怖い系の画像は怨霊のアップが2種+某エンドのさりげない部分くらい。
怨霊の片割れについては某エンドを知ると急に可愛く思えるとんでも仕様。

突然、恐怖絵出てくる系ではないので、数回、怨霊と遭遇すれば何とかなるレベルです。
(=シナリオに集中できる)

 

サブシナリオもボリューム大!さりげない伏線がピリッと来ます

条件達成で解放されるサイドストーリー(欠片編)&クリア後にプレイ可能な2本のシナリオ(奇憶編)では、ゲーム内の世界観をより堪能することが可能。

本編の事件編では知れなかった、いずみを始めとした登場キャラクターの掘り下げも見ることができます。

特に、いずみ&木原(編集長)とのやりとりは、笑えたり、隠された秘密を予想できたりと見どころ沢山となっています。

因みに、欠片編は一見、ほのぼのかつ、他愛のない会話で終わる話がいくつかありますが、実は重要な伏線が入ってるので要チェック!
(会話の一部を覚えているか否かで、奇憶編の難易度が格段に変わります)

 

レトロミニゲームを楽しみながら隠しエンドを探せ!

アプリ内では『学校の怪談』という、ミニゲームもプレイ可能。
操作方法は本編と同じ仕様です。

なので、矛盾点を見つけられないと普通に主人公が死ぬ。

可愛いドット絵や主人公のゆるふわさなど、本編とのギャップが凄まじいものの、1分に一度、死ぬかもしれない鬼畜度を備えており、いずみ操作時とは別のハラハラっぷりを堪能できます。
(ホラー映像は一切無いが、ほのぼのに見えてよくよく見るとヤバい描写が多数あります)

また、すべてクリアすると、本編の隠しエンド条件を知れる特典も!



プレイした感想

真相と矛盾する部分を探せないとゲームオーバーなため、シナリオを何度も読み直しながら思考をめぐらす進行がとても面白かったです。

怨霊も、文章読んでれば「そろそろ来るな」と察せる仕様で優しい…
(なので、途中から怨霊たち意外と慈愛あるなと謎な気持ちになりました)

ただ、矛盾点が章の後半にあると、やり直し時にやや大変な時があるためか、1つ1つの話が短いため、再チャレンジしやすいミニゲーム編の方がイージーに感じました。
(一応、ミニゲームの方が難易度が高い)

前後の話を頭に入れつつ、しっかり読んでいれば一発クリアもできるけどDEAD END回収したい&サイドストーリー開放的には一度は死んでおきたいやつ。
そのため、いずみには数えきれないほど死んでもらいました…正直、すまなかった。
〇明エンドは鬱すぎて、迎えた時には真顔になったよ。

心霊スポットの調査から、ある事件へどんどん繋がり、少しずつ関係者や亡くなった富豪の背景事情を知れるストーリー自体は非常に楽しく、じっくり推理小説を読んでる気分になりました。

本編の事件編、終わり方が意外とあっさり?と思ったものの、奇憶編で切なさと共に爽やかな締めをしてくれたのが好みでした。

作中ではいずみの家族に関する話や、木原との関係などなど、明確に答えが出されていない部分があったので、いずれ続編も期待できそうですね。
(私個人は、いずみと木原のやり取りが非常に萌えたので、二人のやりとりがもっと見たいところ)

特にいずみに関しては、製作者サイドが意図的に伏せているんだろうなと思う事情もいくつか垣間見えたり。
あと、めちゃくちゃ可愛いのに出番が少なかった和奈の出番も別の機会に拝みたい…!

登場キャラクターの中には続編でも活躍できそうな人たちが多数いたので、彼らも含め、またいずみの活躍が見てみたいと思いながらのクリアでした。

そういえば、ミニゲーム、終始、主人公の杏子が天然フルスロットルだったので、ドット絵系で可愛いはずの色々な物や、実は…な部分が逆に怖く感じました。
あれって友人は実は…ってオチなのだろうか。

 

インストールはこちら

オカルトノベルゲーム-奇憶-
オカルトノベルゲーム-奇憶-
開発元:DANGOYA
無料
posted withアプリーチ

製作者(DANGOYAさま)の運営サイト
http://dangoya.moo.jp/
Twitterアカウント
https://twitter.com/d_dangoya

 

 

※以下、ネタバレに関する文章あり※

ネタバレありの雑談

 

欠片編のさりげない会話、奇憶編クリアのキーポイントになっているとは思わず、奇憶編プレイ時に何度も「あーー!!!ここ、欠片編で触れた話ーーー!!!!」とこれ、進研ゼミで習ったぞ現象が何度も起こりました。
ああいうリンクの仕方、凄く大好きです。

木原が過去に遭遇したストーカーって、奇憶編のいずみってオチなのかな?
そう思うと、二人には運命的なアレコレを感じてしまう。

あと、明日香が富豪に明確な殺意を持たれたきっかけって、キャバでの例のイジメ……ですよね。
明日香の人生が修羅場で辛い。
そして、富豪の行動力ありすぎっぷりが怖い。

いずみ両親が亡くなった事件、話に出ただけで終わってしまったので、いつか続編で明らかになって欲しいですね。
木原といずみ父については、接点があったようなので、その辺りも気になる。

あと、和奈…(出番が少なかったのがよほどショックだったらしい)
続編が出た際には活躍してくれると信じてるし、事件編で地味にめちゃくちゃ濃かった、おばちゃんやオーナーも出てくれると期待しています。

そして、本気で惜しいなと思ったのは、明日香視点の話がなかったこと。
母親との確執や、父親との絆、作中随一の善人・高志との馴れ初めやラブコメ、富豪に粘着される日々や、キャバでの苦労ストーリーなど、かなりストーリー性を持っていたキャラクターだったので。
あの登場頻度は悔やまれる…

作中である程度、予想できる部分は多々あるのですが、改めて明日香視点でやったら、答え合わせ的な面でも楽しめたかなと。

そういえば、最初の方で拝める、いずみが電車に乗ってる一枚絵。
クリア後に見直したら、背後に明日香の同僚コンビと、おばちゃんいたのに気づいて、凄く得した気分になりました。

隠しエンド3つはミニゲームクリアしてどちらも見れました。
本編とは別次元に急にいってしまうオカルト感がお気に入りです。
霊に魅入られた故のオチなのか…あと、こっくりさんは、安易にやってはいけない……学びました。

電波満々のエンド、一枚絵が本作エンドロールに出てきた「これどこのシーン?見た覚えないんだが…」だったのが最高に笑いました。