ノベルゲーム(ブラウザ)

能面な、先生|彼女たちにとって、私は友達以下の存在だった

友人からの扱いに悩む女性が能面講師との出会いで一歩を踏み出すまでの話

「これ、代わりに出しておいて」

最近、友人たちから出席表やレポートを出してくれと頼まれることが多くなった。
……何度目か、もう分からない。

他の人には頼まない。何故か、私にだけ。
大学に入って、仲良くなった頃は、こんなことなかったのに。

葛藤をしながら私は、先生にばれないよう、複数枚の出席表を出そうとしたが……

「前回は目を瞑りましたけど、今回はもう、駄目です」

 

リンク

■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※

ふりーむ!
https://www.freem.ne.jp/win/game/22597

ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/3173

■製作者さまのホームページ■

Twitterアカウント(ひなが さま)
https://twitter.com/hi_naga_games



「能面な、先生」の基本情報

■ジャンル■
人との向き合い方が心に刺さるノベルゲーム

  • プレイ時間/約30分
  • エンディング/1

 

■キーワード■
大学生・友情・先生・対人関係・存在軽視

■オススメポイント■

  • 友人関係に悩む女子大生が、無表情な先生との出会いを機に変わるまでの、ビター×後味爽やかなシナリオ
  • 無意識で残酷な存在軽視を体感できる描写
  • 主人公&先生の意外な共通点と、それ故の関係性

 

■ストーリー性について■

仲が良かったはずの友人たちから軽視されがちなことに悩む大学生・花が、能面と言われる無表情な講師とのやり取りを機に、変わるストーリー。
花の優しさや生真面目さが利用されてしまうシーンはかなり辛いが、先生との会話を通してふっきれるラストはプレイ後に気持ち良い余韻を残してくれる。

■プレイのしやすさ■

好きなタイミングでセーブ&ロードが可能。

「能面な、先生」ここが面白い!

友情・期待・落胆の混ざり具合が絶妙なシナリオ

主人公の花は、様々な誘惑になびかず、しっかり授業を受ける真面目な大学生。

そのためか、最近、授業よりも他のことを優先しがちな友人たちから、出席・レポートの代行を頼まれるようになってしまいます。

知りあった当時は遊びにいったり、互いの話に華を咲かせたり……と楽しい日々を過ごしていたはずでしたが、今に至っては、相手が自身の話をするばかり。

 

自分自分…で、花の近況は全く興味が無い様子の友人たち。
むしろ、話しかけてくる(自分語り)のは、代行を頼むための前置きのようにも思え、それを花自身も自覚している心苦しい描写を序盤から味わえます。

時には、友人だけでなく、友人の友人…いわゆる、知らない人の出席代行(出席表の提出)を当たり前のように、頼まれてしまうことも。

いつかは、友人たちと、以前のように話せる日が来るかもしれない。

淡い希望を抱く花が何度も期待を裏切られ、都合よく扱われるシーンの『期待』と『落胆』が交り合う描写は、良い意味で読むのが辛くなるレベルの絶妙さとなっています。

 

先生との出会いで変わっていく花の心

講師にばれないよう、複数枚の出席表を出し続ける花。

しかし、『能面』とあだ名を付けられている無表情な男性講師から、一度目は軽い警告、二度目は見過ごせないと言われてしまいます。

出席の代行など、大学内ではありふれた行為。
講師の先生が花を止めた理由は『かつての自分と同じ』だったからでした。

 

先生の過去であり、現在の自分がいつか辿り着くかもしれない未来を聞く花。
(花と同じことをしていた先生が友人からされた仕打ちはかなりエグいです)

改善されない友人たちとの関係に対して、花が下す決断とは……?

対等でない友人関係に悩んでいる方には非常に刺さる締めとなっています。



プレイした感想

いじめられたり、無視されているわけではない。
けれど、対等に思われていない友人関係って、いじめとは別次元できついですよね。
(私自身も、非対等な友人関係で悩んだ経験があるので花の心情描写が物凄く刺さりました)

花の場合、真面目なところだけが買われて、友人たちから都合よく扱われてしまったパターンだったのかもしれません。

友人たちの、他の子には頼まないけど花には頼む所や、花が断った瞬間に露骨に嫌な態度をとったシーンでは、やっぱり、下に見られている友情って無意味なんだな、と改めて感じた次第です。
そもそも、遊びは誘わないって、無意識系いじめに片足突っ込みかけてるじゃねーか!!!と内心怒りを生じたプレイヤーだったり。
せめて、定期的に、花へ何かしらのお礼をしたりしていれば…と思いつつ、彼女たちの性格的に、絶対無理でしょうね。

そして、花が友人と交流する度に、期待(以前のように楽しく話せるかも!?)を抱く描写が本当にリアルで読んでいて一番心にきました。
決して、相手が嫌いではないから、切望を抱いてしまうという。
(距離を置くと、なんであんなやつにそこまで期待してたんだろうとなるんですけどね)

だからこそ、先生との交流を通して、花があの決断に至れたのは、嬉しかったです。
特に、自身で幸せを見つける…な流れは、彼女の成長を目の当たりにできて、感動しました。

先生の過去は、じわじわ痛みが来て、変わると思ったら、突然崖から突き落とされる絶望感が印象的でした。
下に見てるからこそ頼んでたとか、残酷すぎる……もう、友人以前の問題じゃん!
先生は花に色々、体験談を話してしましたが、現在に至るまで、相当悩んだり苦しんだりしたように感じました。

ラストまでは、悲しい描写が多かったゲームですが、締め部分はとても綺麗かつ爽やかで、しかもニヤニヤ要素も!

花と先生が今後、もしかしたら…!?な嬉しい予想が過るのがたまりませんでした。
(最後の先生の表情は、生徒からの誘いに驚いたのか、照れ故なのかが伏せられていたのが最高です!)

先生が花の頬に手をあてる一枚絵が、物凄く萌えた身としては、双方、気があればゆっくり関係を紡いでいって欲しいと願わずにはいられません。

後日談な感じで先生と花のラブコメがめちゃくちゃ読みたい……!!

プレイはこちらから

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