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【アプリ】忘れないで、おとなになっても。|家族のために運命に抗え!レトロ×闇な世界での冒険記

「忘れないで」は何に対して、言われているのか?

忘れないで、おとなになっても。
忘れないで、おとなになっても。
開発元:GAGEX Co.,Ltd.
無料
posted withアプリーチ

少年は、とある理由で離婚してしまった父親を探していた。
難病で苦しむ妹、あらゆる物事を抱え込み衰弱しつつある母。
幼い故にそれらを助けられない自分。

父に再会すれば、全てが解決すると思った。

しかし、頼みの父は…………

絶望の先に遭遇した、ひと夏の奇跡。
幼い少年・ミナトは確実にバラバラになってしまう家族のため、不思議な冒険に身を投じた。



「忘れないで、おとなになっても。」の基本情報

■ジャンル■
運命と戦う少年を見守る、謎解き・脱出ゲーム
プレイ時間/約3~4時間

■キーワード■

家族・冒険・過去・タイムスリップ・友情・大人・子供

■オススメポイント■

  • 幼い少年が家族のために運命に抗うハートフルなストーリー
    (特に家族愛が好きな方にオススメ)
  • 昭和をベースにした、人によっては懐かしさ・斬新さを感じる冒険舞台
  • 主人公および仲間全員が子供故なもどかしさと、解決に至る描写
    (大人がプレイすると、ハッとさせられる台詞多数あり)

 

■ストーリー性について■

両親と妹を失う未来を辿る少年・ミナトが、ある奇跡を機に33年前の世界に行き、運命を変える話。
幼い少年が主人公故のもどかしさが絶妙に描かれているストーリーと、タイトルが様々な意味になっている仕様が魅力。
また、子供視点の闇要素も所々に埋め込まれており、感情が揺れ動くシーン多数あり。

■プレイのしやすさ■

移動の操作がやや珍しいタイプ(大きめの画面の方が操作しやすい)
次章に進むには、作中で手に入るコインor広告視聴が必要となるが、難しい条件ではないので好きなペースで進められる。

■課金要素■

本編は課金無しで進行可能。
世界観に浸れる&ゲームがスムーズにできる広告削除機能(+他特典あり)は課金にて購入可能。

「忘れないで、おとなになっても。」ここが面白い!

子供には残酷すぎる真実からはじまる開幕

物語は、主人公のミナトが、母・妹(ミライ)と共に『加賀美町』に訪れるところからはじまります。

過去に起こった事件の慰霊祭(子供が二人、亡くなっている)に参加する母親に内緒で、離婚した父親を探すミナト。
彼には、どうしても父親と再会しなければいけない事情がありました。

 

しかし、父親は病気で他界。
呆然とするミナトは、父と交流のあった住職から『不思議なことが綴られたノート』を託されます。

 

その後、ミナトは『「未来から来た」と言う、自分』と出会い、過去に遡り、未来を変えてほしいと頼まれます。
(未来の自分が教えてくれた情報のお陰で妹の命の危機を救う展開に)

自称・未来から来た自分の存在に驚き、悩む暇もなく、母から二重の意味で残酷な真実を告げられてしまい、子供には重すぎる選択を迫られ……

近い未来、妹だけではなく、母親も失ってしまうと知ってしまったミナトが、葛藤する暇を与えられず身一つで『過去の世界』へ行くシーンは、健気かつ胸熱なものの、大人視点で見るとかなりのハードモード。

全力でミナトの冒険を応援したくなる出だしとなっています。

 

レトロな世界観と、訳ありな仲間との出会い

未来を変えるために向かうのは33年前の加賀美町。
ミナトは4人の子供たちと出会い、予期せぬ運命に巻き込まれていきます。

厳格な家庭(神社)で育った反動を帯びているアッコ
ある事情で実年齢よりも大人びているワタル
裏表の無い豪快な一面の裏に悩みを抱えるコテツ

そして、未来を変えるヒントとなるノート内に書かれた重要人物と同名を持つ、ノゾミ。

子供たちの正体とは…?

 

また、33年前の舞台という意味で周囲はレトロさが溢れる雰囲気となっており、移動しているだけで、独自の世界観に浸れます。
(所々に昔ながらなネタがたくさん仕込まれているので、マップ移動が非常に楽しい。モブ人物によってはちょっとしたドラマあり)

 

未来を変える「七不思議の真実」や子供たちの背景事情

絶望の未来を変えるキーは、父の墓石前で手に入れた不思議なノート。

中には加賀美町に関する七不思議が綴られており、これらは、33年前の時系列の中で起こる、様々な事件とリンクしていることが判明。

これら全てを解決した先に、自身の家族を救えると分かったミナトは、限られた時間の中で七不思議を調べ、事件を事前に防いでいきます。

 

そして、重要なのは加賀美町の七不思議だけではなく、ミナトと関わる子供たちも。
彼らはそれぞれ、心に秘めた悩みを抱き、大人に対して不信感を抱いています。

子供たちに帯びている闇、事件を防ぐ要素が書かれた謎のノート。
全てを知った、ミナトは家族を別れる未来を『本当に』変えることができるのか?

主人公・味方側が子供ならではな、もどかしさや、理不尽さ、無力さを噛みしめながら見届けてみてください。

子供だからこそ、導ける答え(結末)は、必見です。



プレイした感想

子供たちで七不思議を解いていく、ワクワク感が高めな内容というイメージを抱いてプレイしたら、予想を超えてハードだった点が印象的なゲームでした。

特に、『ミナトが冒頭で家族全員をいずれ失うのが確定しているのが判明』→『未来から来た自分の言い分を信じるか否かを検討する時間もなく判断をせまられる』のコンボが、小さい子供には重すぎてプレイしているこちらにも深いダメージが。
加えて、身一つ+スマホみたいな便利なツール無しで33年前に飛んで、(過去にいられる)時間制限ありとか、難関すぎる……
大人が主人公でもハードなやつ!!!

そのためか、プレイヤーというよりも、母親(?)的な目線でミナトや子供たちを見れたような気がします。

ミナト以外の子供たちも、かなり事情が深く、予想できたキャラもいたり、予想外だったキャラもいたりで各シナリオは、あらゆる感情が沸き出まくりながらプレイしました。
未来が変わって救われたのはミナトだけじゃないんだという感動も。

タイトルに刻まれた「忘れないで」はミナト自身や子供たち、そして、子供たち以外の人間やプレイしているこちら側にも問われており、意識してテキストを見ていくと、色々考えさせられることがありました。

ラストの某所に関しては、ストーリー中に語られた、あらゆる「忘れないで」と関連していて、とてもお気に入りです。
あの結末は、子供じゃないと出来なかったと思います。

所々でBAD分岐に行きそうな選択肢があったものの、ルートは1つという安心仕様。
シナリオやエンディングは非常に大好きでしたが、可能だったら、選択肢で未来を変えられなかった(事件を防げなかった)エンドがあったら、更に面白そうです。
(BADエンドになると胸糞な展開不可避なものばかりな予感がするので、あえて入れなかったのかな?という気も……特にコテツの家庭事情編や、終盤でミナトが問われる選択部分)

そして、シナリオとは別に素敵なのが、ドット系なマップデザイン!
とても細かく作られているため、時間の許す限り探索をしてみるのを個人的に超推奨したいところ。
歩いているだけで楽しかったです。
コレクション的なサブゲーム部分も備わっているので、アイテム集めスキーな方はこちらも併せてぜひぜひ!

インストールはこちら

忘れないで、おとなになっても。
忘れないで、おとなになっても。
開発元:GAGEX Co.,Ltd.
無料
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製作者(GAGEXさま)の運営サイト
https://www.gagex.co.jp/
Twitterアカウント
https://twitter.com/GAGEX_official

 

※以下、ネタバレに関する文章あり※

ネタバレありの雑談

 

 

中盤くらいで、ノゾミの正体は予想できたのですが、ミナト&ミライの母親が序盤で咳き込んでいたシーンが多い部分と、何故か名前表記が「母」なのはこういう意味か!!と終盤でビックリしました。
(主人公であるミナト目線だと母親だし…な意味で、絶妙に隠せていて感動)

33年前のアレコレで、ミナトと少しだけ良い感じになったノゾミが、ミナトに未練タラタラ(本当はミナトと付き合いたかったけど、仕方なくワタルと交際に至った)だったら嫌だな…という変な拘りがあったためか、終盤でワタルがノゾミ母と対峙するシーン(ミナトたちは見守るだけ)は、めちゃくちゃ胸熱でした。
終盤のワタルとの会話と、ミライが託された遺品的な意味で、ノゾミ母は男運が無いだけで、毒親ではなかったのかな…と思いたい。

ノゾミは、あの家庭環境だったからこそな発言が多くて、冒頭のシーンを見なおすと新たな発見もあり印象深かったです。
そして、ワタルも同じだったのかなと。

 

未来をしっかり変えられた後、ノゾミとワタルについては見られましたが、アッコとコテツはどうなったのかが気になりながらのクリアでした。

未来を一部だけ変えられなかったルートのコテツは、かなり悲惨な状況(寿命が僅か+銭湯の経営破たん+周囲からどら息子扱い)だったので、幸せになっているといいなぁ……
コテツ父、描写が描写だったので良い所が全然無いので、コテツとコテツ母がどうなったのか不安だったり。

アッコは父親との関係がどこまで、妥協できて寄り添えたのか気になります。
未来が変えられなかった版だと、元々の歴史(アッコ死亡)同様に神社自体取り壊しっぽかったので、神社がどうなったのかとか、親の後を継いだのか否かなどなど…

記憶の片隅おぼろげなミナトの存在がありながら、4人で定期的に会って友情を紡いでて欲しいですね。

 

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