ヤンデレ・歪み女子好き必見!ヤバい子たちとハートフルな恋愛をしてみませんか?

これは、僕が選択した結果だ。
もう戻すことなどできない。
けれど、つい悲願するかの如く、もしもを考えてしまう。
『あの時』に違う選択肢をしていれば、悲劇の無い幸せな結末を迎えられたのだろうか?
……彼女とは真っ当な恋愛ができたのではないだろうか?
――あなたは、彼女の全てを知った上で後悔のない、選択をできますか?
Contents
「私だけいれば問題ないよね?」の基本情報
■ジャンル■
個性塗れな美少女たちと織りなす青春ノベルゲーム
プレイ時間/約3~4時間
■キーワード■
ヤンデレ・メンヘラ・美少女・修羅場・究極の選択肢・幼馴染・顔芸・病み
■オススメポイント■
- さわやかなゲーム画面&BGMと裏腹にドロドロしていく恋愛要素
- 全員被りが無い個性派揃いの病み・ヤンデレたちとの青春
- 主人公とヒロインの未来が大きく変わるラストの選択肢に手汗が止まらない
- ハッピーエンドとヤンデレ(バッド)エンドの格差が凄まじい
■ストーリー性について■
大学に通う青年・サトル(名前変更可能)が様々な美少女と恋愛をしつつ修羅場に巻き込まれ、究極の選択を迫られるシナリオ。
ヒロインたちとの関係やヤンデレる過程・属性がそれぞれ違うので飽きがこないのが魅力。
ニヤニヤ不可避なハッピーエンドと奈落のバッドエンドの格差がとんでもない。
■プレイのしやすさ■
ヒロインたちとメッセージ風アプリ(LINEみたいなやつ)・直接会話内に出てくる選択肢によってシナリオが進行していく形式。
メッセージ風アプリの返信頻度は時に遅い時が。
(返信が早くくるようにできるシステムあり)
また、直接会話パートがスキップできないのがちょっとだけネック。
■課金要素■
シナリオ進行をスムーズにするアイテムと、佐々木リリアンルートが課金要素としてあり。
(リリアンルートは360円)
後者はリリアンが気になるor全キャラ攻略したいユーザーには必須。
特にヤンデレエンディングは背筋が凍るので個人的にはプレイを超推奨。
お助けアイテムは無くても十分攻略可能。
「私だけいれば問題ないよね?」ここが面白い!
さわやかギャルゲに見せかけた闇深シナリオで唖然とする
本ゲームはワケあり美少女たちとコミュニケーションをとりながら、多数の結末を楽しむゲームです。
主人公のサトルは、久しぶりに再会した幼馴染をはじめ、関係のある女性たちとメッセージ風アプリで会話をしていき、親睦を深めていくことに。

時には直接会ってデート(?)をすることも。
もちろん、選択肢が登場し選んだものによって相手との関係が変動していきます。

前半は、甘酸っぱいやり取りや1枚絵が非常に多く、ニヤけてしまうことも。

しかし、シナリオが進むにつれ、ヒロインの闇が少しずつ露出していき、あらゆる手段でサトルや他キャラクターを蝕んでいきます。

彼女の本性を知った時、あなたは『受け入れる』か『拒絶する』かの選択を迫られます。
どちらを選んでどんな結末を迎えるかは、自己責任でご覧下さい。
極上の幸せと悪夢が堪能できるでしょう。
王道から変わり系まで…さまざまなヤンデレガールたちと出会える
本ゲームの見所は、攻略ヒロインの属性が大きく異なるところです。
どのヒロインも他とは被らぬ個性と魅力に溢れています。
花森かすみ
サトルの幼馴染。
声優になるため、都内で一人暮らしをしている最中、サトルと偶然再会した。

属性は王道的ヤンデレ。
好意を寄せるサトルと仲良くする女は潰し、ストーカーの如くサトルを付け回す。
かすみの行動は暴走していくばかりで被害者も出てしまい…
そんな矢先、サトルはかすみの父親から衝撃的な事実を知ることに。

サトルはかすみに関する過去・真実を知った際、究極の選択を迫られることに。
彼女を救えるのは自分だけなのかもしれない。
けれど自分はかすみの異常性を受け入れることができるのか…?
芹沢みさき
サトルの1つ上の先輩。
コミュニケーション能力が非常に高く、面倒見が良いため、周囲から慕われている。

属性は一定の距離を超えると超粘着質になる地雷系。
サトルはある日、偶然にみさきの境遇を知り、優しい言葉をかけます。
それが悪夢のはじまり。
みさきはサトルを束縛し、外堀を固め出し、恋人だと言い張ります。
拒否すれば悪役になるよう仕組まれて黙らせられる。
かつての面影皆無な豹変に、どうしていいか悩むサトル。
(あんな状態の先輩と付き合っていいのか?)
そんな気持ちと対象に、みさきの行動はエスカレートしていくばかりで……
橘いつき
サトルの同級生。
ボーイッシュで嫌みっ気がないサッパリした性格なため、サトルにとっては性別を超えた友人でもあります。

属性は恋愛に奥手+ボーイッシュ+???
ある日、サトルはいつきから恋愛相談を受けることに。
ヒントを聞くとそれはどうやら自分のようで?
いつきを異性として強く意識していない…けれど、彼女といると安心する。
二重苦で悩むサトルはとんでもない真実に辿り着き、別の意味で苦悩することになります。
他キャラと比べてちょっと変わったヤンデレ(バッド)ルートが見れるのが大きな魅力。
藤咲まゆ
高校時代の後輩。
妹のようにサトルを慕い、同じ大学へ行くため、懸命に努力している。

属性は嫉妬+二面性+追い込み系のヤンデレ。
サトルを慕うあまり、彼が他の女性と少しでも仲良くしていると突然豹変。
かすみとは別ベクトルのヤバさを披露してくれます。
そして、怒る沸点が複雑なので対応が難しい。
途中からは、受験生特有の悩みとサトルへの片想いで病んでいく、まゆが中心に。
まゆの謎の行動にサトルは段々と違和感を感じて……
痛々しい展開も多くヤンデレ(バッド)ルートはとても後味が悪いです。
小金井もか
世間知らずのお嬢様。
とある偶然から、サトルと知り合い、お互い新しい世界を知りながら好意を寄せあう。

属性は、金に物を言わせる+粘着系のヤンデレ。
お嬢様なので、ヤバい黒服を呼ぶのもお手の物。
あの攻撃系ヤンデレの、かすみですら容易く蹂躙する姿にはついつい真顔になること間違い無し。
好きになった相手は何が何でも手に入れる…もし、手に入らないのなら……
そんな彼女と向きあわなかった選択の先には他キャラとは別格の地獄が待っています。
佐々木リリアン
バイトの同僚。
ソシャゲ廃人の残念系美少女で全ルートにギャグ枠として登場。

そんな彼女も課金シナリオでは攻略対象になります。なんてこった…
リリアンルートでは彼女の意外過ぎる家庭事情が分かる他、妹が登場して予想外の展開へ。
悪友だと思い合っていたリリアンとサトルは段々とお互いに関する意識が変わり……
ヤンデレ(バッド)ルートは寒気がするレベルのホラー(1枚絵・ストーリーどちらも)で必見です。
あと、店長ことタコヘッドの出番も多いよ!!!
プレイした感想(ネタバレなし)
ヤンデレって色んなタイプがいるんだなー…(遠い目)
相手の好感度が80%超えしていないとエンディングが中途半端(しかも最初からやり直し)な仕様がきつかったですが、各エンディングの濃厚さやヒロイン・主人公ことサトルの心情描写がとても濃厚で考えさせられることが多かったので達成感が非常に高いゲームでした。
(今後、同系統ゲームが出る場合は80%超えできなかった場合の救済処置が欲しいですね。2週目限定や課金でもいいので)
サトルは天然で地雷発言する時がたまにあるものの、グッドルートで、それぞれのヒロインに対してどう接し、支えていくべきかを考えているのが好感持てますね。
ヤンデレ系統と人生を共にするなら必須のスキルだと思います。
彼はカウンセラーの才能があると勝手に感じている派。
ヒロインたちは性格によって選択肢が選びやすい難いに差が出ていたのも個人的に好きポイント。
かすみのようなメインヒロインは好感度上がる選択肢分かりやすかったけど、まゆ・いつきは性格やサトルとの関係性的にどんな距離感で接していいのか苦労しました。
因みに推しは、いつきです。
この子は攻略対象時でもそれ以外でも癒しでした。
リアルにいたら友達・彼女どっちでも両手放しで歓迎したい!!!
以下、ネタバレありの感想
プレイした感想(ネタバレあり)
どのルートでも主人公であるサトルが『ヒロインと本当に添い遂げる気があるか?』で人生分岐するこだりが非常に興味深かったです。
バッドは中途半端に優しくして責任を負わない男への罰的な。
恋愛の先についてを考えさせられるシナリオでもありました。
(サトル自身が悪いケースは意外と少ないんですけどね…)
そして、ネタバレ全開な各ヒロインへの感想を…
- 花森かすみ
THE・王道を突き進むヤンデレ
暴走した際の行動やヤンデレ(バッド)ルートは良い意味で予想通りで心が躍りまくりました……が、彼女の環境やグッドエンドで語られる後悔の描写が重く、とても個性が輝いていました。
もし自分が一歩を踏み出していれば…はヤンデレでなくとも経験した方は(自分含む)多いのではないでしょうか。
(そして、グッドルートのいつきが最高にイケメンだった)
最終的には、かすみが、父親と和解するところまでのストーリーが見たかったと感じるくらい好きなキャラになりました。 - 芹沢みさき
途中から急に地雷女と化す衝撃ヒロイン。
他ルートでは面倒見が良くおっぱ○のついたイケメン(特にいつきとのやりとり)なだけに、みさきルート後半はギャップにガクブルでした。
リアルにいそうだし、面倒なところがヤバ過ぎ度MAX。
原因はあるものの、全てのタイミングが悪すぎたという…
いつきルートで、いつきに本当はサトルが好きなのでは?と話すシーンは、『いつきを恋愛対象として見れないからサトルを意識するように言った』『純粋にいつきを理解しているからこそ、サトルとの関係を推した』どちらにも取れるのが面白かったです。
個人的に後者であって欲しいところ… - 橘いつき
先にみさきルートをしていたせいか、何となく、いつきが好きなのはみさきっぽいなーと思ったらそうだった!!!
いつきルートは、いつき→みさきからの、いつきが少しずつ女の子としての気持ちが芽生えて…なため、他キャラクターと差別化されていたのが印象的でした。
ヤンデレ(バッド)ルートがまさかの爽やかオチにビックリしたユーザーさんは多数いたのでは!?
どちらに転んでも後味が良いのは、いつきの人徳も関係しているのでは?と感じてみたり。
NT○スキーではないが、いつきを選ばなかったルートのサトルは生涯心の中で引きずって欲しい。 - 藤咲まゆ
複雑な乙女心故に、攻略無しでは1枚絵ありのエンディングに辿りつけなかった強キャラでした。
そのため、これはサトルも扱いずれーわ!と思ったこともしばしば。
まゆの嫉妬深さに悶々としつつ、サトルの鈍感さに悶々しつつ…とプレイヤーをほどよくイラつかせてくれるシナリオがお気に入りです。
そして、かすみと同属性かと思いきや、自傷タイプなのでこっちの罪悪感がとんでもない…
ヤンデレ(バッド)ルートは人生を棒に振っても自身を傷つけても「サトルに抱きしめて貰った一瞬」に幸せを感じる健気な狂いさにただただ唖然。 - 小金井もか
王道ヤンデレのかすみをあっさりと撃退するヤベエ女。
彼女の『自分>彼氏』が素な子もリアルにいそうで形容し難い恐怖を味わえてしまったり。
ある意味、みさきと同じくらい重くて面倒なところがツボでした。
ヤンデレ(バッド)ルートで彼女が選んだ選択は絶対にサトルの人生を壊す残酷で自己中心的な方法で戦慄…
あの自分本位な性格はお嬢様故なのか、束縛される人生が多かったからなのか…
ハッピーエンドでは、暫くサトルや爺やさんが大変そうですがドラマ性が高く続きがとても見たい後味感に引かれたのがたまりませんでした。 - 佐々木リリアン
リリアンと恋愛ってまじでやるの公式さん!?と追加された際、ビビった管理人でしたが、変化球な展開が多いため、シナリオ的な意味でも恋愛的な意味でもかなり楽しめました。
恋愛もいいけどコメディを味わいたい方にはかなりオススメな内容かと。
ギャグ枠のリリアンがヘビーな人生を送っていたのも、このシナリオならではな衝撃。
グッドルートのリリアンめっちゃ可愛いのでリリアンファンは絶対に見て欲しい。
ヤンデレ(バッド)ルートは「妹が病むのかよ!!!!???」と思いつつ1枚絵のホラーさに泣いたのであった。
(あれ、実質、リリアン妹に生涯怯えるルートかと)
暫く妹系はノーセンキューになったのは良くない思い出。
ヒロインはいずれも、サトルに都合がいいだけのキャラではなく、何らかの主張があるので普通の恋愛に至るまで遠回りが必要で固定しているのもツボでした。
(そして近道を取るのがバッド)
特にみさきのヤンデレ(バッド)ルートタイトルはそちらとマッチしているかと。
そういえば、いつきだけは病むルートがなかったのですが、あえて無かったのか没になったのかがとても気になります。
てっきり、みさきへの片想いを拗らせて百合暴走してくれると思っていたので。
(サトルは、いつきの恋愛感情を理解できなかった故に巻き添えになるやつ)