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【アプリ】人狼ゲーム -八つ目の大罪-「サイドストーリー 目覚める悪夢」がただの良い話で終わる訳なかった…!

JKと家出少年の心温まる話の裏側がとんでもなかった件

人狼ゲーム - 八つ目の大罪 -
人狼ゲーム – 八つ目の大罪 –
開発元:Keisuke Sakamoto
無料
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土曜日の昼下がり。
普通の女子高校生・内藤は、期待はずれだったお芝居を見た帰りに公園を通過する。

そこには、姉妹に石を投げる少年がいて……

家出少年と女子高校生の『普通』で心が温まる物語は進んでいく。
締め括られる際に、誰もが騙されるとは知らずに。

————————

本ページは、人狼ゲーム -八つ目の大罪-の番外編である『サイドストーリー -目覚める悪夢-』に関するレビューです。

課金コンテンツ故に核心的な内容はぼかしておりますがネタバレ要素が多々含まれておりますのでご注意くださいませ。

【サイドストーリー -目覚める悪夢-】
プレイ時間/約30分
エンディング/1(選択肢無し)
金額/490円

▼本編のレビューはこちら▼

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サイドストーリーの内容をざっくりご紹介

サイドストーリーの主人公は、内藤(下の名前は本人の意志で伏せられています)。
とある悩みを持ちつつも、平凡な日常を過ごしている女子高校生。

彼女は、期待はずれのクソ芝居を見た帰り道、姉妹を虐めている少年を発見し、仲裁をすることに。

姉妹を逃がした内藤は、家出少年から事情を聞き、彼を元居た家に帰すことを決意します。
家出少年には『やるべきこと』があるから。

何だかんだで面倒見の良い内藤と、ツン気味の少年が少しずつ内藤に心を開く描写は『八つ目の大罪』のサイドストーリーなのを忘れさせてくれるレベルで心が洗われます。

 

上記の通り、クールに見えて優しく正義感のある内藤ですが、友人との遭遇時には、冷徹な内面が描写されるなど、普通とは離れているかもしれない、わけありっぽいところも?

 

色々なトラブルに遭遇するものの、最終的にはとっても善良な警察官のお陰で家出少年は家族と再会し、『やるべきこと』ができるようになります。

内藤と家出少年の短い旅が終わる際、登場キャラクターたちは勿論のこと、プレイヤー自身も騙される結末が待ちかまえているので、最後まで気を抜かずのプレイをオススメします。
(家出少年の小さな疑問を内藤がヒモ解きするシーンは、とんでもなく大きいフラグなので、特に必見です)

 

モブキャラほぼ無し!ちょっとした台詞すら大きな伏線です

サイドストーリー最大の魅力と驚き所は、あらゆる意味でモブキャラが殆どいないこと。
むしろ、モブの方が少ない。

ちょっとした台詞や、無関係そうなキャラクターが実は…という凝ったストーリーとなっているため、ラストのネタばらしでは、衝撃の連続(そして、冷静になる前に流れるスタッフロール…)が来るため、ご自身がどこまで冷静さを保てるか・推理力を試せるかも?

 



プレイをした感想(ややネタバレあり)

※一部伏せてますが、そこそこネタバレしております※

 

本編が色々凄まじかった八つ目の大罪のサイドストーリーが心温まる話で終わるはずないよね!!と分かっていたのに、ラスト数分で思いっきり騙されました。

物語終盤では、内藤と家出少年の秘密が判明し、驚く余韻が消えぬ間に本編に登場したキャラクターたちの昔が予想外の形で知れるという超絶ファンサービスがあるわけですが、

どうして(本編で)こうなった:8割
既に手遅れだった:1割
神は…神はいないのですか!?(絶望):1割

という結果だったという。


過去話に繋がるストーリー構成
はかなり練られているので(伏線の張り方は本編同様、凝っていました)ぜひぜひプレイして驚いて欲しいです!

意外だったのは明日香父が●●と関係あったことでした。
(作中の描写的に、明日香父は政治系の人だと勝手に思ってた)
●●の教育方針を反面教師にしたからこそ、明日香は真面目な子になり、その真面目さが命取りになったと思うと…辛い。
しかも、サイドストーリーでは明日香を想っていたにも関わらず、本編ではアレ(娘の援●疑惑を疑わず死んで当然と言う)だからなあ…。
いや、悪いのは100000%、桃山(と斉藤)なんですけどね。

山井姉妹は一見、可愛らしいやり取りを見れて微笑ましいものの
『小百合は、この5歳の思考のままだったんだろうな』
『小夜子は将来、桐生と一緒に同級生を自殺に追い込む苛めっ子になるんだよね』
というのが頭から離れず、とてつもない闇の深さを見てしまった気分に。

九十九の本編とは見違えるほどの健康そうな見た目と幸せそうな描写は、冗談抜きで泣けるので絶対室内で見た方が良い。

斉藤に関しては、だめだこいつ、あの時に何とかされてればよかったんだ…の一言に尽きる。
(本編では奥さんとの倦怠期と娘さんの反抗期が原因でアレコレしてたと言ってましたが、既に予兆はありまくりだったという。やっぱり全国のハゲに謝れ)

 

そういえば、途中で登場した内藤の友人(●●に惚れてたあの子)、名前があったので本編で存在あったかな?と思い本編を読みなおしてたら、某キャラにピー(規制)されている状態で絶句しました。

作中で内藤が「こいつは●●が好きなんじゃなくて、ただ”特殊な展開”に惚れてるだけだ」的な評価をしていましたが、最終的には、刺激を求めて本編の状態になってしまったのだろうか…
まさかの展開に一番驚いたかもしれません。

因みに、サイドストーリー購入後には、各キャラクターの設定が見れるコンテンツも追加されます。
製作者さまサイドの拘りや皮肉がたっぷり含まれているので、サイドストーリーとセットでとても楽しめました。
斉藤、だめだこいつ早く何とかしないと…(斉藤の設定文章、かなり破壊力あります)

清水父子の闇(正義)に関しては、あえてぼかしているように見受けられたので、いつか続編がくるのでは!?とワクワクしております。

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