ドッペルゲンガーVSクレイジーガール 悪夢のデスマッチ!

俺の悪夢がはじまったのは約一ヶ月前。
見覚えの無い、自分の写真が友人たちから送られてくるようになった。
どうやら、ドッペルゲンガーが徘徊しているらしい。
病んでいく俺に思うところがあったのか、交流関係は次第に破たんしていく。
そんな俺に唯一手を差し伸べてくれたのは…………
「イッちゃんおはよう~大好きだよぉ~♥」
俺のストーカーであり、自称オカルトマニアなエクソシストだった。
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
ふりーむ!
https://www.freem.ne.jp/win/game/23114
ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/3440
■製作者さまのホームページ■
みづしきさまの運営サイト
http://amanomiz.blog.fc2.com/
Twitterアカウント
https://twitter.com/kromizame
Contents
「クレイジーフレンド」の基本情報
■ジャンル■
やや友達関係に恵まれないボーイッシュ女子&執着系オカルト女子の闇深友情ノベルゲーム
- プレイ時間/約30分
- エンディング/1
■キーワード■
ドッペルゲンガー・友情(?)・ボーイッシュ・オカルト・衝撃の結末・驚愕の血縁関係・百合・闇が深い
■オススメポイント■
- 真実が分かるぞゾワっとする友情(?)話
- タイトル以上にクレイジーな登場キャラクター
- 結末を知った後に再度プレイすると新たな発見が多い、伏線・推理要素
- 過去作プレイ済みだとニヤける某キャラクターの設定
■ストーリー性について■
ドッペルゲンガー現象に悩む主人公・衣月が、SNSで自身に執着してくるオカルト女子・星名の力を借りて解決に至る話。
だんだんと二人が交流を深め、ほっこりとした締めになると思いきや……な終始、『クレイジー』さが消えないシナリオが見所。色んな意味で騙される。
■プレイのしやすさ■
好きなタイミングでセーブ&ロードが可能。
分岐無しのタイプ。
「クレイジーフレンド」ここが面白い!
メンタル限界な主人公の救世主はクレイジー過ぎる女

主人公・逢沢 衣月の悩みは、自身のドッペルゲンガー(?)現象による心労。
身に覚えの無い写真・目撃情報を複数人から送られる日々を過ごしていました。
更に、メンタルが病んでしまい、友達から距離を置かれてしまう悪循環な状態。
そんな矢先、SNS経由で衣月に執着している桐内星名が勝手に衣月の住所を特定し、助けにやってきます。
開始約5分ほどでタイトルが回収される素晴らしさ!!
(もちろん、タイトルの意味を思い知るイベントはこれからも複数待ちうけている。俺達の戦いはこれからだ!!)

悩みの内容が特殊な上、友達には頼れない。
そんな衣月にとって、ネットをはじめとした情報系に強く、自称・オカルトマニアのエクソシストを名乗る星名は、願ったり叶ったりの存在でした。

粘着系オカルト女な星名と、そんな彼女に困りつつも頼らざるを得ない衣月。
ネットで交わるだけな関係だった二人は、ドッペルゲンガーの正体を掴むことができるのか!?
少しずつ信頼し合っていく二人の結末が予想外

冒頭では衣月の家を特定し、突撃するクレイジーさが色濃かった星名。
しかし、オカルトに関しては現実的な視点を持っていたり、聡明だったりなどなど、かなり頼りになる存在。
衣月はそんな星名に対し感謝を抱き、双方は信頼を重ね、息の合うコンビっぷりを披露してくれます。
そんな関係が最終的にどう転ぶか?
タイトルがタイトルなので、お察しください。
星名が中盤で語る発言通りの結末になります。
カオス極まりない主人公の人間関係が答えの鍵?

中盤では、ドッペルゲンガーの正体を様々な視点で絞っていくため、衣月の人間関係を整理する流れに。
彼女の周りは基本的にヤバい奴らばかりだったようで、平和な友情関係とは遠い経験を多数した模様。
(しかも、衣月には非が無いという苦労人感)
衣月の友人関係を抑えておきながら終盤の展開を読むと、衝撃の事実が複数あるかも!?
プレイした感想
序盤から終盤まで、タイトルの『クレイジー』要素が絶対に練り込まれていたのに感動しました。
そして、オチも驚いている矢先、更なる衝撃があるという……!
ゲーム説明文の『闇深友情ノベル』の意味は主にラストに集約されているといっても過言ではないかと。
終わり方は、ハッピーというか、これからも●●の行動は続くよ的な、ある意味始まりの始まり的な締め……だから、TRUEエンドなのか!?
今後の衣月がどうなるのか物凄く気になります。更なるクレイジーな展開を希望!
そういえば、中盤で星名が「クレイジーな人間は、常識外れのことだって案外すんなりやっちゃう」と発言していましたが、本作の名言だと思ってる派だったりします。
彼女が言うからこそ、名言がより輝いてる!!
衣月のドッペルゲンガー現象については、真実を知った後に最初からやり直すと新たな発見がかなりあるので、2週プレイするのを推奨したいです。
特に星名関連は、初回プレイ時には気づかないであろう要素がかなりあるので。
また、個人的にとても楽しみにしている、みづしきさんゲームの小ネタ、まさかのキャラクターの話題が出てガタッとしました。
そうか……君たち、そんな関係で繋がっていたのか……的な。
プレイはこちらから
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
ふりーむ!
https://www.freem.ne.jp/win/game/23114
ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/3440
■製作者さまのホームページ■
みづしきさまの運営サイト
http://amanomiz.blog.fc2.com/
Twitterアカウント
https://twitter.com/kromizame
※以下、ネタバレ・過去作ネタバレ前提の話をしています※
ネタバレありの雑談
最初、衣月が話題に出した友達全員が衣月になりすましていると、滅茶苦茶な予想をしておりました。
カエデさんすまねえ……
(まともに見えて実は説を勝手に抱いていたやつ)
答え合わせ的な意味で2週目をしたのですが
『冒頭のニセ星名がニセ衣月の家に突撃したシーン→次の会話シーンは繋がってなかった』
を理解した瞬間、スッキリとしつつ寒気がしました。
表示される順が、決して時系列ではないオチ!!
サツキ……恐ろしい子!!!!!
エンディング後の衣月は、何らかの形で永遠にサツキに粘着されてそう。
衣月がニセ星名もとい、サツキの正体に気づく続編があったら楽しそう!と気になりつつも、サツキの行動力が一頭抜けているので解決できるか怪しい……
だって彼女は当人が言う通りの『欲望のためならアイデンティティを捨てることもいとわない人間』だから、次に会う時は別の友達になりきってる可能性あるじゃないですか。
ヒヨリの衣月に対する感情、友達と自分を比べて何もかも下って辛いですよね。
(衣月自身がそれを自覚しなくても)
大事だから同等でいたい的な。
犯罪行為に関しては賛同できないものの、それに至る気持ちは分かり、辛かったので彼女には彼女独自の幸せを手に入れて欲しいと願っております。
彼女も衣月から教わった走る速さを入手していたのに、そこまで考えが回らなかったのは、本人のメンタル状態もあると思うんですが、周囲から心無い言葉を相当言われてた可能性(陸上部関係以外でも、衣月と仲良くしていたことで色々言われていた)もあったのではと感じました。
あと、さりげない会話の中で発覚した衣月は満瑠の、星名は湊の従兄弟だった件は、ぬるっと出て来たので、テキスト読んだ数秒後のラグを経てビックリしました。
星名については、桐内という名字で怪しんではいたのですが、衣月に関しては全く予想外だったので。
※満瑠と湊は過去作の登場キャラクター
星名が湊をやたら良い子っぽく言ってた際は正気か…!?と思った後に、「桐内家は好きな人が関わると、暴走する血が流れているのか(湊&満瑠もロザさんの件が無ければ交流関係は続いてた可能性があるので)」と解釈していましたが、従兄弟の話をした星名は結局、ニセ物だったわけで。
ただ、本物の星名は、最後の最後に登場しただけなので、登場シーンが増えれば、桐内家の血筋を感じられる可能性も……!?
『異性へのアレコレ』を発生させた湊が、ヤバいだけの可能性濃厚ですが。
何はともあれ、久しぶりに満瑠の気配を色濃く感じられて嬉しいプレイヤーでした。
(ルートによっては恋人ができてる満瑠ですが、衣月は性格的にそれを非難しなさそうな印象)