ラノベ系キャッキャウフフなタイトルに惹かれてプレイしたら、とんでもない内容だった件

私はママのことが大好きです。
今日は、いつも、お仕事で疲れているママのために、私がお夕飯を作ってあげるのです!
材料を買って家に帰ると知らない男の子が寝ていました。
しかも、その男の子は
「俺…ずっとここに住んでる…のに…」
って言うんです。
……ここは、私の家なのに。
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/2115
■製作者さまのホームページ■
カンナさまの運営サイト
https://kakumeizenya.jimdo.com/
Twitterアカウント
https://twitter.com/kannachizome
Contents
「家に帰ると知らない男の子が眠っていた件」の基本情報
■ジャンル■
暴言にこだわりがある少女の闇を見るノベルゲーム
- プレイ時間/約20分
- エンディング/2
■キーワード■
タイトル詐欺・スピンオフ・美少女・ショタ・母子・鬱
■オススメポイント■
- 可愛いタイトル画面とは裏腹に序盤から不穏さを過らせてくれる微ホラー感
- スピンオフ元を知らなくてもOK!むしろ元のゲームがやりたくなるシナリオ
- 言葉についてを考えさせられる鬱系なゲーム内容
■ストーリー性について■
お母さんが大好きな少女・赤崎りんごが、家に帰ると知らない少年が寝ていて…から一気にどん底へ落としてくれる憂鬱系。
スピンオフ元を知らないと分からない部分があるものの、このゲームだけでも十分面白くなるよう作られている。
■プレイのしやすさ■
好きなタイミングでセーブ&ロードが可能なノベルゲー仕様。
エンディング分岐の選択肢は1つのみでコンプもしやすい。
「家に帰ると知らない男の子が眠っていた件」ここが面白い!
可愛い雰囲気がちょっとずつ壊れていくホラーテイスト

主人公・赤崎りんごは、女手一つで自分を育ててくれたお母さんが大好きな女の子。
今日は、お母さんのために夕飯を作ると意気込み、帰り道をご機嫌に歩いていました。
ほのぼのかつ可愛い雰囲気なゲームだと思う矢先、
同級生である蓮との再会で交わる会話からいくつもの疑問符が。
プレイヤーは頭に曇りが残る形でゲームを進行していく形となります。

りんごが帰宅すると、リビングに見知らぬ少年が…
しかも、怪我を負っているようで訳あり。

加えて、少年(柊)はりんごが住んでいる家に対して
「俺…ずっとここに住んでる…のに…」と主張し出す始末。

少年の意味不明な言動にりんごは、どう主張するのか…
それによって二人の運命が測りきれないほどの大きさで変わっていきます。

りんごの「言葉」に対するこだわりの真実が悲しい

冒頭でりんごの『ゲームをプレイする前の注意事項』に首を傾ける方は多かったはず。
最初はエンディング分岐のヒントかと思いきや、言葉が生ずる力の強さは、りんご自身に関わる重要なキーワードの模様。
りんごは作中で他人から汚い言葉を理不尽にかけられても絶対にやり返さない姿が垣間見えます。
しないのは、「暴言を吐けばそれは自分に跳ね返ってくる」と知っているから。

また、蓮からの問いかけでは序盤~中盤でのりんごのイメージを一変させるシーンも。

彼女はなぜ、言葉にこだわるのか?
他人に隠し続ける裏の姿とは?
過去に、どんな罪を作ってしまったのか?
りんごの犯した罪と罰は、TRUE ENDにてご堪能ください。
登場キャラクターの『その後』は血染めの花シリーズにて

主人公・りんごだけでなく、彼女の家で寝ていた少年やりんごの同級生・蓮はスピンオフ元である血染めの花シリーズの登場キャラクター。
本作で残った謎の部分や、各キャラクターの後日談はそちらにて堪能できます。
彼女たちが語る不明瞭の正体を知りたい方はぜひ一緒にプレイしてみてください。
立ち絵・CG集がBOOTHにて配布中!
カンナさまの管理されているBOOTHにて、本作のCG集が配布中となっています。
登場キャラクターのイラストの他、未公開の表情差分などファンにはたまらない特典も!
プレイした感想(ややネタバレあり)
言葉の力って形にすると大きいよね…という王道ながらも忘れている方が多いのでは、な気持ちになりました。
(あと、他人に過度な情をかけすぎると理不尽なことをされるという現実も)
りんごの罪については、冒頭の蓮との会話で予想できていたものの、りんごがああなってしまった背景が思っていた以上に悲し過ぎて……。
お母さんの主張はとても素晴らしい物ですし、これを皆ができればきっと世界中で起きている争いごとの半分以上はなくなるのではと思います。
けれど、徹底すると実行した人が傷つくだけな残酷な内容に解釈せざるを得ません。
しかも、それを幼い頃からりんごもやらせつつ、心の傷のケアをせずにいたのはお母さんの罪だと感じました。
せめて、臨機応変さや何事もやり過ぎないように補足したり、りんごが受けたであろう傷を察してあげていれば、あの悲劇は起きなかったかと。
(たぶん、お母さんが職場で●●されたのもそれが原因なのかなと感じました)
スピンオフ元である血染めの花シリーズ、ダークテイストなところが非常に気になり個人的にプレイしてみようかと(スマホ対応ではないので水面下でプレイする形になります)色々調べていたら、謎の少年こと柊が大変な目に遇ってるようで…ど、どういうこと!?
もしかしたらあの傷も…と思うとドキドキです。
プレイはこちらから
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/2115
■製作者さまのホームページ■
カンナさまの運営サイト
https://kakumeizenya.jimdo.com/
Twitterアカウント
https://twitter.com/kannachizome