デッドエンド待った無しな原稿修羅場地獄で無事に新刊を出す最良の選択肢とは?

同人印刷所 の 入稿締切まで あと 12時間
下書き済みの原稿よりも、白紙の原稿が多い状態の切山ノボルはテンションを上げに上げ、最後の追い込みをかける。
「40分で1ページ(※)描けば……フッ…勝ったな、この戦い」
※できません ※圧倒的死亡フラグ ※勝てない ※あ…(察し)
勝利を確信したノボルは、小休憩をとることに。
SNSチェック、仮眠、夜食…………
死亡フラグがうごめく中で
ノボルは生き残る(入稿)ことができるのか!?
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/1575
■製作者さまのホームページ■
Twitterアカウント(こたつワークス/山田麻里さま)
https://twitter.com/yamada_asari
Contents
「今夜デッドライン」の基本情報
■ジャンル■
絶望的修羅場をくぐり抜けるハイテンションノベルゲーム
- プレイ時間/約1時間
- エンディング/7
■キーワード■
締め切り・同人・創作は計画的に・メッセージ性が強すぎる・SNS・語彙力おばけノボル
■オススメポイント■
- 原稿の締め切りを12時間前に控えた青年のハイテンション×分かる人にはホラーな修羅場っぷり
- 主人公・ノボルの爆上げテンションと語彙力に加え同人への愛情は、こちらも熱くなる
- 創作活動は楽しく計画的に…という制作さまの強いメッセージ性もとい戒め感
- あらゆる意味で睡眠の大切さを学べるシナリオ
■ストーリー性について■
締め切り12時間前を控えた同人作家男性の修羅場を綴った話。
終始、コメディ要素が強い作品なものの、同人・創作活動経験者ならば顔を青ざめながら同意できたり、過去のトラウマを思い出せたりとプレイヤーによっては様々な感情が掻き立てられる。
■プレイのしやすさ■
選択肢によって結末が変化。
セーブ・ロードは好きなタイミングで行える上、原稿を落としても、とある方のお力で選択肢部分にすぐ戻れる親切な仕様。
現実にもあったらいいのに…
「今夜デッドライン」ここが面白い!

本作は、締め切り12時間を切った同人作家の切山ノボルが
「1ページを40分で描けばいける」という死しか待っていない理論でほぼ白い原稿とバトルをするという、最初からクライマックスな内容。
(因みに、1ページ40分のヤバさは同人経験・創作経験ありな方には「正気か!?」となるレベルです)
勝利確定に心の余裕ができたノボルは、修羅場を乗り越えるべく、休憩をとることに。

一番下以外は確実に死亡フラグ入ってます、本当にありがとうございます。
(そして、大人しく原稿をしても間に合うかが非常に危うい=全て死の予感しかしない)

どれを選んでも、入稿できるのか不安極まりない選択肢たち。
修羅場すぎる余り、テンション爆上げのノボルが、新刊を出せるかどうか、見守りながらも自身の戒めになるという、ある意味、新感覚なゲームとなっています。
選択肢によるバットエンドがガチの『死』すぎる
死亡フラグしか見えない選択肢を選ぶと、様々なストーリーが展開されます。
理解者兼、友人に手伝って貰ったり、とんでもミックスの夜食で体力を付けてXXしたり、SNSで他の創作者のアカウントを覗いてぐぬぬとなったり…
結末によって、ノボルのイベント当日の新刊が決まるわけですが
主に同人活動経験者ならば
「まあ、こうなりますよね!」的な気持ちになるリアルさがエグイ of エグイ。
(ポスカ出るだけでも偉いよと思う自分は相当の末期)

新刊の内容は、エンディングによって全て異なるので、END名もぜひぜひ注目して欲しいところ。
(プレイヤーさんによっては笑いながらも胸を痛めて戒めになる)
また、ストーリーによっては、製作者さまの作られた他ゲームキャラとのクロスオーバー要素も。
(未プレイでも楽しめる…むしろ詳細が気になる内容になっております)

苦しくても同人活動を続ける主人公の心情に泣く

ストーリー中では、主人公・ノボルが何度も苦しい思いをしながらも同人活動を続ける理由が語られる場面もあり、創作に対する熱いソウルを見れるところもオススメ。
創作を好きでやってる方なら「分かる!」となるに加え、
新刊を出す中で芽生える葛藤で更に「分かる!」となり、気づけばノボルに感情移入をしてしまうほど。

身内の恩情込みで5部しか捌けないとかリアルすぎるからやめてー!!!!!
とトラウマを抉られたのは私だけじゃないと思いたい。
(上にある画像部分以外にも同人作家・創作経験者なら同意してしまうシーンが多数あるのでお楽しみに!)
プレイした感想
40分で1ページと言いだして修羅場と戦い出すノボルに「お前…死ぬ気か!?」的な笑いをいただきながらゲームをはじめ、気づけば、同人活動ってこういうところも醍醐味だよね(計画的にやろうと思っても毎回できずにこうなるやつ)と同意したり、トラウマを抉られたりと、とんでもない濃さを味わえました。
ゲーム説明画面で察したものの、某エンドの印刷会社からのメール文章一枚絵が本当にありそうで、ある種のホラー絵でした。
人によってはあの画像、見た瞬間に発狂するやつ。
そして、全ルートで学べる睡眠の大切さ……ガチの戒めゲーです。
ノボルの同人に対する愛情や葛藤や思い入れ方は、良い意味でリアルで、彼がいかに同人に対して魂と情熱を入れ込んでいるのかが、十二分に感じることができました。
特に、某ルートで見れる水沢との会話は、水沢→ノボルへの問いも含めて大好きです。
感想メールの件も含めると、同人って好きで広がる世界なんだよなあ…と改めて感じたり。
(製作者さまの実体験が入っているとのことですが、SNSのアレはきっとフィクションだと思いたいけど、ああいうのも本当にありそうだなという気持ちも)
あと、ノボルの飲食時の語彙力がとんでもなかった…小説同人誌も絶対にイケるタイプだ……。
(そして、同時に製作者さまの語彙力に感動する)
彦○呂か!とツッコミをしてしまったほどなので、ぜひ見て欲しいシーンです。
クロスオーバーのキャラクターたちは、ぬるっと出てきて物凄く個性が尖ってて彼らの詳細が気になるところ。
個人的に薄幸そうなコンビニ店員さんがとっっっても好みでしたので、いつかお会いできたらいいなと思います。
(ノベコレのサイトに他作品があるのを確認できたので、積極的にプレイしていきたいです!!)
プレイはこちらから
■ゲームへのリンク■
※PC・スマホ、どちらからもプレイも可能です※
ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/games/show/1575
■製作者さまのホームページ■
Twitterアカウント(山田麻里さま)
https://twitter.com/yamada_asari