生死の狭間に存在するホテルで起こる怒涛のサスペンス


「ようこそ、人生最期の 謎解きへ」
どうして……どうして私なの?
苦痛と後悔、手から離れていく物への未練に馳せ、一旦、意識が途絶える。
気づくと私は地平線の真ん中に立っていた。
霧のかかった記憶に違和感を感じながら歩いていくと、大きな洋館へ辿り着く。
……そこは、あの世とこの世の狭間に存在する、誰ソ彼ホテルだった。
「誰ソ彼ホテル」は、命を落とした原因を追う個性派アドベンチャーゲームです。
生死の狭間に至るまでの記憶がない主人公・塚原音子を操作し、自身の記憶をたどったり、同じように訪れる人物の記憶探しをしていくことで様々なドラマを体感できます。
SEEC Inc.発のゲーム内では、トップレベルな課金要素がありながらも、それに見合ったクオリティーを誇り、多くのファンを獲得している人気作品です。
Contents
「誰ソ彼ホテル」の基本情報
■ジャンル■
アドベンチャーゲーム
■キーワード■
推理・ミステリー・衝撃の結末・人間ドラマ・マルチエンディング・微グロ(エロ)
■オススメポイント■
- 生死の中間に存在するホテルで繰り広げられる本格ミステリー
- 主人公を含め超個性派なキャラクターで綴られる濃厚なシナリオ
- キレイなイラストと、世界観に溶け込みやすいポップなBGMの組み合わせ
- 中盤以降から判明するショッキングかつ驚きの展開、選択肢によって変わるエンディング
■ストーリー性について■
推理・シナリオどちらも申し分なく、ストーリーを彩らせるイラストやBGMもトップクラス。
エグい描写が若干あるものの、キャラクターの描写はとても丁寧。
エンディング分岐も多数あるため、やり込み要素も多め。
少しだけ女性向け(?)な展開もあることから、女性ユーザーの人気が高め。
■プレイのしやすさ■
1日5枚配布されるチケットを使用し、ゲームを進める形。
特別な1枚絵付きのエンドを見たい場合や早く結末を知りたいユーザーには課金が必須。
ストーリーの質が濃厚なため、良くも悪くも、もどかしい気持ちを湧き上がらせてくれる。
また、チケット消費以外にミニゲーム(タップしてホテル業務をする)があり、ストーリー進行に関わるが、無課金でゲットできるメダル(通貨)でクリア可能。
■課金要素■
ストーリーを読み進めるチケットおよび、ゲーム内のBGM・1枚絵を見るためなどに使うメダルの購入が課金要素となる。
早期クリアおよび、作中のコンテンツを全て見る際はそれなりの額が必要。
また、クリア後には、メインキャラ総出のフルボイス(1枚絵多数)課金長編シナリオもあり。
(メインシナリオのみ楽しみたい場合は無課金で問題無く進行できる)
「誰ソ彼ホテル」ここが面白い!
レトロで不思議なホテルで繰り広げられるサスペンス
本ストーリーの舞台は、死んだ人間が『死んだ記憶を思い出す』ための人生最期の謎解き場であるホテル。
その中で死んだ記憶のない塚原音子が従業員として働きながら自身の記憶を探し求めていきます。

ホテルにやってくるのは、音子と同じく、死んだ記憶が曖昧な人たち(お客様)。
自身を取り戻すまでは、記憶に関する不思議な見た目で登場してくるので、かなり個性的なビジュアルです。
音子を操作し、お客様の記憶の欠片を調査したり、本人に結果をつきつけたりなどすることで、お客様の『なぜ、死んでしまったか?』の答えが発覚。
自業自得、やむを得ぬ事情、巻き込まれて…など、謎解きの先には様々な答えが待っています。

更に、誰ソ彼ホテルは、選択肢や行動によってバットエンディングに行ってしまったり、結末およびエンディングが変わる仕様になっています。
「あれ、この終わり方でいいのかな?」な違和感が生じたら再プレイ!
初プレイ時には見れなかった結末が見れる可能性があるかもしれません。
あえて、ベストエンディングにいかないことで、意外な事実が知れてしまうことも……
(シナリオによっては1本道の物もあり)
また、ゲーム側が設定する時期までにクリア(早期クリア)するとエンディング時に特別な1枚絵と、キャラクターの開発秘話など含む設定資料が貰える特典もあり。
誰ソ彼ホテルワールドにはまった方はこちらもチャレンジしてみてください。
美麗なイラストで綴られるキャラクターは沼深し!

誰ソ彼ホテルはストーリーだけでなく、キャラクターも魅力的。
外見だけでなく、中身も個性的なことから、沼に嵌るプレイヤーが大多数!
また、作中ではより、キャラクターが好きになる1枚絵もたっぷり拝めます。
■誰ソ彼ホテルの従業員(一部)

【写真左】
イケメンで何でも要領よくこなす恵まれまくったイケメンこと、阿鳥。
主人公・音子の先輩にあたります。ある意味、ヒロイン的存在。
見た目のせいで女性関係が長続きしないとかなんとか……
【写真右】
見た目が超ファンタジーな支配人。
ゴリゴリマッチョな見た目と、初期の雰囲気を開始数分でぶち壊してくれます。
音子との低レベルな喧嘩は必見。管理人のイチオシキャラ。

【写真左】
不思議な色気オーラを出す瑪瑙さん。終盤で支配人とアレコレな関係を匂わせるところも。
彼女に逆らえる人物はたぶんいない。
某ヤバい”あの人”ですら、瑪瑙さんには手を出しません。強い(確信)。
【写真右】
調理担当のルリ。ホテル内の貴重なツッコミ要因。
音子は彼女に罵倒されるのに一種の興奮を抱いている模様。
阿鳥に想いを寄せているようで音子とトラブると思ったけど、そんなことなかった。
終盤のイケメンっぷりは「抱いて!」の一言。
チケット消費が止まらない!?ストーリー展開が面白過ぎる
序盤~中盤はホテルに迷い込んできたお客さんの記憶探し(なぜ、死んでしまったのか?)をするミステリー物、中盤終わり頃~終盤は主人公の過去と、黒幕、そして某人物の意外な設定が判明します。
音子と黒幕の戦いは一度始まると、続きが気になり過ぎて今まで無課金だったプレイヤーも課金を悩むくらいの面白さ(自身の体験談)。
暴力・純粋さ・愛情・異常な性癖などが混じり合う泥沼のようなストーリーの結末も、選択肢によって大きく変わるので、ぜひ、ご自身で体験してみてください。
(表現が過激になるので苦手な方はご注意!)
プレイした感想
序盤はコメディが混ざりつつもホロリとする推理ゲーを堪能でき、中盤~後半は暴力や理不尽、理性が問われるハードな展開に息を飲む…というダブルで楽しめる濃厚なゲームでした。
(意外とエ●グ●なシーンがあってビックリしました…主に某キャラが原因なのですが)
プレイしたユーザーさんがついつい課金してしまう気持ちがかなり分かります。
キャラクターは章ごとのゲスト(ホテルのお客様)含め、個性が尖ってて、いい意味で印象に残りやすかったです。
支配人がダメ可愛くて愛でていたら、キメる時はキメてくれて惚れ直しましたね!!
真相も序盤で醸し出している雰囲気をひっくり返してくれること多数だったのも高ポイント。
カップルのお客様が出てくる章は、どんでん返しが特に凄かったです。
個人的に某ギャンブラーさんの設定が色々と切なく(残された人の状況も踏まえて)クリア後に寂しい余韻が暫く続きました。
証拠探しのための謎解きは章が進むと結構難しくなりますが、ヒント機能が充実しているので、サクサク進みたい方への配慮が感じられました。
私は最後の方、かなりヒント機能使いました……ってくらい難しい。
あと、わりと初見殺しポイントがあり、気が抜けないのもツボ。
大人気という噂の黒幕は、純粋に狂ってる感が面白かったです。
(詳細を語るとネタバレになるのであまり語れませんが…)
黒幕が某キャラを何故、●●したいのかが完全に狂ってるアレすぎて寒気(褒め言葉)がしました。
主人公と黒幕のコンビが気に入った方は、特殊な条件を満たすことで見れるアナザーエンディングもあるので、そちらも必見です。
あれは音子じゃないと選べない結末だ…!!
そういえば、誰ソ彼ホテルって過去にコラボカフェがあったのを今更知りました。
……もっと早くプレイしておけば良かったです。
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