見えない数字が恐怖を煽るクローズドサークルADV

旅行で、外界と遮断された島へ訪れたミステリー研究サークル。
最終日にとあるサプライズが控えていた中、メンバーの一人が、悲惨な首吊り死体となり発見された。
なぜか、手の甲に『7』という数字が刻まれていて……
全員、平等に開始される、死へのカウントダウン。
途中で止められるのか?それとも、……全滅か?
※本ゲームは、RPGアツマール(ブラウザ)経由でもプレイ可能です
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm12356
Contents
「ツギハダレ?」の基本情報
■ジャンル■
登場人物全員に『死へのカウントダウン』が刻まれるノベルゲーム
プレイ時間/約3時間
■キーワード■
学生・ミステリー・事件・微ホラー・衝撃のミスリード・恋愛・友情・クローズドサークル
■オススメポイント■
- 着実に進んでいくカウントダウン(仲間の死)と共に濃くなっていく疑心暗鬼感
- 展開によって、視点キャラが変わる事により、様々な位置から事件を見れる
(その中で推理も可能) - 知った瞬間、驚きつつも感動するミスリード要素
■ストーリー性について■
サークルの旅行で離れ島に来た一行が殺人事件に巻き込まれる話。
じわじわと互いを疑う描写好きにはたまらない系。
所々に伏線や推理材料が練り込まれているため、濃厚なミステリー要素が楽しめる。
また、視点が変わるシステムもあり、ストーリーを多数の面から眺められる部分もあり。
■プレイのしやすさ■
ノベルパートを読み進んでいくタイプ。
選択肢によってはバッドエンドになったり、重要な話が聞けたりするので定期的なセーブ推奨。
一部、難しい推理部分があるが、救済処置あり。
また、隠しエンドについては、クリア直前にヒントをくれるなどさりげない形式。
■課金要素■
課金要素は一切無し。
「ツギハダレ?」ここが面白い!

本作は、孤島の島を舞台にしたクローズドサークル作品。
ミステリー研究サークルに所属する男女8人が、メンバーである慎士の誕生日祝いを兼ね、外から遮断された島へ旅行をするところから、ストーリーがはじまります。
8人しかいない島での数日間に、大興奮な一行。
その背後では、とある人物たちが、誕生日を控えている慎士に何らかのサプライズを企んでいるなど、楽しそうなひと時を見れますが、それもつかの間。

1日目を和気あいあいと過ごした翌日。
サークルメンバーの1人が、無残な首吊死体で発見されます。

殺された人物の手には『7』という数字が。

被害者に刻まれた数字は、サークルメンバーの一人が、
『事件前に、サプライズに必要だからと正体不明の人物に頼まれ、特定の条件で現れるインクのスタンプを押した』
『スタンプは隙を見て全員に押してある』
と曝露するものの、真犯人・動機は分からず。
話し合う内、スタンプのインクは、死ぬと現れるのでは?
スタンプは数字で、次は6・5・4…と減っていき、その順で殺される。
という推理に。
その後、スタンプを押すよう頼まれた人物は、行方不明になり、殺された人物が、亡くなった後にも関わらず、動いているのを見たと主張する者が出て事態はどんどん混沌化。

死なないと分からない手に刻まれた死のカウントダウン。
時間の経過と共に、消えていくサークルメンバーたち。
全滅前に犯人を見つけだすことができるのか!?

全員が主人公な視点切り替え要素

ツギハダレ?では、ストーリー進行に伴い、登場人物の視点が変わる仕組み。
新たな発見や謎を見ていく内に、推理材料を手に入れることができます。
特定の条件を満たさないと回収できない視点もあり、それを解放していくと、犯人特定の重要なヒントをゲットできる場合も!?
全員の視点パートがあるため、序盤に脱落してしまうメンバー含めたキャラクターの人物像が把握できるのも嬉しいポイント。
実はあの人物がこんなことを!?な驚きも多数、見れるのでタップが非常に楽しくなります。
時には選択肢が運命の境に!?
シナリオの途中には、いくつかの選択肢が発生。
どれを選んでも同じな物・選択をミスるとバッドエンド直行する物・重要なヒントが見れる物…と種類が豊富なため、出現するたび、緊張を帯びられます。

また、推理要素を含めた選択肢もあり、選んだ方によっては、その後に見れるシーンが大きく変わることもあり。

バッドエンドに行ってしまった、府に落ちない結末だった…
何か引っかかるモノが心に沸いた瞬間、ぜひ、選んで無かった選択を押してみてください。
とんでもない秘密が見れるかもしれませんよ?
プレイした感想
まんまと、だまされたよ!!!!と終盤に叫びたくなるほどのミスリードをいただきました。本当にありがとうございます。
推理要素、とっても設定が丁寧に作られていて、唐突な後出しもなく、よくよく見なおすと序盤から、伏線が散りばめられていたのが、とてもお気に入りです。
あと、隠しエンディングの見方もよく台詞見ていれば…になっていましたしね。
カウントダウンについても、様々な意味が込められていたのが面白かった……!!
条件によって、特定キャラの視点パートが出る仕組みは、渋谷428や街が好きだった自分としては、たまらない部分でした。
特に、ラストの方でようやく見れる視点は、かなり重要だったので。
犯人の動機については賛否両論…いや、否多めな印象があるものの
あの立場になったら…がなかなか出来ない(どれくらいの絶望なのか?的な意味で)ため、気軽に否定して良いものなのか…な気持ちが芽生えてしまったり。
もちろん、殺しがOKか?と聞かれたら賛同できませんが。
動機的な意味を考慮すると、日常パートをもっと見たかったです。
(序盤の平和な部分がとても好きだった意味も兼ねて)
インストールはこちら
製作者(サークル/NAJICOREさま)の運営サイト
http://najicore.com/
Twitterアカウント(運営・しぐさ さま)
https://twitter.com/s_shigusa
ブラウザ経由でのプレイ(RPGアツマール)
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm12356
※以下、ネタバレありの感想があります。ご注意!※
ネタバレありの雑談と感想
クリア後に見れる特別エンディング、どの時点で手遅れになってるかを考えると、どこがキーポイントになるのかが超ツボでした。
犯人の気持ちの落とし所もベストだと思います。
そして、話の流れ的に、犯人の「大好きなサークルメンバーを殺して自分が死ぬのを待ってて貰いたい」に関しても通常エンドより、信憑性が高くなったところも好きです。
(通常エンドだと、信士以外とのやりとりが少ないため、脳内で無理やり補完するしかできなかった)
あ、一週目の犯人当てについては、思いっきり外しました/(^o^)\
沙里奈が実は生きてて…を以下の理由で推理してたんですよ。
- 親が管理している島が舞台なので、一番、好き放題できる立場
(前準備が最もできる立場でもあるし、財力的に偽の死体も用意できるのかも?) - 沙里奈の幽霊がいた問題は、沙里奈自身だったオチ
(薬アヒャな友勝が見たから、生きててもそう見えたのかな的な) - タイトル画面にいるにも関わらず一番目に退場したから、実は生きてたオチがきそう
(雑メタ推理)

今思うと、初回時、選択肢ミスで卓人視点を見損ねていたのも大きかったかなと。
(なので、沙里奈があきらかに他殺=内部犯濃厚説を知らずに進行していた)
(これって、二週目だと見れないオチ?違ってたらすみません)
……タップミスは悪い文化。
個人的に惜しかったなと思ったのは
全員の視点があったけれど、結果的に信士、恵太、初菜、望以外の出番が少なかったところ。
(そのため、信士周辺以外の相関係が希薄になってしまったところ)
かなと感じました。
カウントダウン形式殺人の都合上、仕方ないのですが、所々垣間見えたキャラたちの描写が好きだったので…な贅沢な望み的な意味で、です。
各キャラのサイドストーリーとか、サークルメンバーの日常とか、いつか見てみたいなあ…。
ロ●コン疑惑がある部長の詳細をぜひ!